足立朝日

12月1日(木) 皆援隊特別講座 「六町ミュージアムで学ぶ オープンガーデン」

掲載:2016年11月5日号
 今から約90年前に英国で始まった「オープンガーデン(庭園福祉活動)」を考える講座が開かれる。この活動は、個人が思い思いに造った個性あふれる庭園を入場料を取って一般開放し、そのお金を恵まれない子どもたちや福祉団体などに寄付するという活動だ。その運動を「緑が多い」とされる足立区でまず広げようとしているNPO団体や有志が、区に働きかけ、今回公開特別講座を開催する。
 区に働きかけているのは、「NPO 愛着あだちの会」の斉藤善久代表や「NPO 足立ほがらかネットワーク」の添田善雄代表ら。斉藤さんらは、都内で唯一この英国流の「オープンガーデン」を実践している江北5丁目にある約200㎡(60坪)の「江北ハーブガーデン」のことを知り、何度も訪れて同ガーデンの中澤田鶴子代表らと交流、さらに、中澤さんに「オープンガーデン」のことを教えた「N・G・S・ジャパン」(本部=品川区豊町)の谷口多美江代表とも会った。
 谷口さんは、この運動を平成13年に日本に持ち込んだ人。
講座の会場は、日本の自然の四季それぞれの美しい「草花」の絵画のコレクションを特色とし、池の水と芝生が印象的な中庭を囲んで、回廊式ギャラリーと白い外観が特色の建物の「六町ミュージアム・フローラ」に決めた。
 斉藤さんらは、「この運動が大きく広まれば、区内の地域活動も進み、緑化活動も前進する」と区を説得。その結果、区民参画推進課が進める「あだち皆援隊特別講座」として実現した。
【日時】12月1日(木)午後2時~4時
【場所】六町ミュージアムフローラ(六町2-5-35、TEL3885・7333)=つくばエクスプレス「六町駅」下車、徒歩3分。バスで綾瀬駅-六町駅-竹ノ塚駅。
【内容】講演とシンポジウム/司会 「愛着あだちの会」代表・斉藤善久氏 講師①「N・G・S・ジャパン」代表・谷口多美江氏②「日本アロマ環境協会」インストラクター(「江北ハーブガーデン」代表)・中澤田鶴子氏③「六町ミュージアム・フローラ」学芸員・田中基之氏
【参加費】無料(コーヒー付)
【定員】40人(先着順)
【申込み・問合せ】TEL3880・5020区民参画推進課区民参画支援係

写真/昨年5月に江北5丁目の中澤邸で開かれた「オープンガーデン」