足立朝日

女性の視点で住みよい社会めざし 女団連30周年、華やかに祝う

掲載:2016年11月5日号
 足立区女性団体連合会(乾雅榮会長)が、10月15日(土)、フラールガーデン東京(保木間)で結成30周年記念式典・祝賀会(中村富美子実行委員長)を開催した。
 女団連は1986年11月に、女性の地位向上を目指して発足。区内の女性たちが「連携とふれあい」を基に、サークルや部会等の枠を超え様々な領域で活動の幅を広げてきた。現在は113超の団体、6000人が所属する規模に成長した。
 男女共同参画の推進、ワークライフバランスの普及活動はもとより、災害時には女性ならではの視点から被災者に直結した数々の支援を継続。本年度からは新たに子どもの貧困問題に向き合う子ども支援事業に取り組んでいる。
 祝いの席には歴代会長など多くの会員が参加。冒頭の弦楽四重奏アクアカルテットによるウェルカムコンサートが華やかな調べを添えた。挨拶に立った乾会長は「男女参画プラザと両輪で歩んできた。全国的にも稀なあらゆる分野で活動する女性の組織が、互いの違いを認めながら30周年を迎えたことはこの上ない喜び」と語り、今後のさらなる活動の継続を誓った。
 近藤やよい区長、高山のぶゆき議長の祝辞と続き、「映像で振り返る女団連の歩み」と題して、女性フェスティバルや被災地支援の活動などを紹介。2部の祝賀会では揮毫や舞など芸達者な会員たちの特技が披露され、賑やかな祝いの席となった。
◆「女性フェスティバル2016あだち」
 足立区女性団体連合会・足立区共催のお祭り。展示や体験コーナー、コンサート、講演、健康コーナーなど盛りだくさん。
【日時】11月12日(土)・13日(日)午前10時~午後4時(13日は3時半)
【場所】エル・ソフィア
【料金】入場無料
【内容】▼12日=正午~ウェルカムコンサート「歌とアルパ演奏」、1時~ 30周年記念講演「女の人生 あした天気になぁれ」~残間里江子が語る 人生のプロデュース術~ ▼13日=1時半~しゃべり場「男性が家庭科教師になって」。家庭科教師になった現足立西高校校長の話 ▼両日=展示(防災用品、絵手紙ほか)、喫茶、パンの販売、チャリティーショップ(石巻・陸前高田の女性たちの手作り品)など ▼「未使用食品の回収」=家庭で消費しない食品を福祉団体や施設などに寄付するフードドライブを実施。回収不可のものは冷凍、瓶詰、開封済み、賞味期限1カ月未満のものなど。
【問合せ】TEL3880・5222男女参画プラザ

写真上/式典で挨拶する乾会長=フラールガーデン東京で