足立朝日

上沼田中 創立40周年 「校歌でダンス」有終の美を飾る

掲載:2016年12月5日号
 上沼田中学校(保坂朗校長/江北5丁目)が創立40周年を迎え、11月5日(土)、同校体育館にて記念式典・祝賀会を行った。
 近藤やよい区長をはじめとする来賓、学校関係者等、総勢180人以上の出席者を前に、保坂校長は同校の歴史を振り返り、先人や常に同校を支え続けてきた地域の人々へ感謝の言葉を贈った。さらに、「同校は来年4月に江北中学校と統合し、江北桜中学校として新たなスタートを切る」ことを報告した。
 式典後、全校生徒96人が「第3回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」で入賞したダンス力を披露。40年間歌い継がれてきた校歌を、「上中ポーズ」を取り入れた明るく楽しいダンスで表現。題して「校歌でダンス」。3学年が一体となり、掛け声と音楽に乗って舞台・体育館をスピーディーに往来。「上中プライド」を胸に秘め、歌いながら踊る迫力のステージに、会場から大きな拍手が沸き起こった。踊る側・観る側共に涙を浮かべる姿も。
 終了後、3年男子リーダーの中澤周唯くんは、言葉を詰まらせながら共に練習を重ねた各学年の生徒たちを労った。女子リーダーの菅野紗弥さんは、お世話になった振付稼業air:manに感謝の言葉を伝え、サブリーダーとして二人を支えた中里実稀くんは、万感の想い溢れる様子で二人の姿を見守った。体育科の岡本和隆教諭は、元ダンサー。この企画を生徒と共に成功に導き、「この体験が、きっと生徒たちのこれからの人生に活きる」と確信している。

写真上/式辞を述べる保坂校長
下/想いを込めて「上中ポーズ」