足立朝日

綾瀬駅東口再開発に動き 駅前2ビルの解体へ

掲載:2017年1月5日号
 東京メトロ綾瀬駅東口のサンポップ、エトセトラの2つの大型商業ビルが一昨年6月末から閉館となり「幽霊ビル」になっているが、この2月頃からこのビルの解体工事が始まることになった。サンポップビルで営業を続けていたマクドナルド(1階)と紳士服のサカゼン(2階)が撤退することになったためで、サカゼンは、すでに1月19日(木)の閉店を発表、昨年末に売り尽くしセールを開催している。
 ビルは、この土地を買収した住友不動産(本社・新宿区)の手で解体され、その後350戸程度の分譲マンションが建設される予定だ。
 これらの動きは、昨年12月19日(月)に行われた区のエリアデザイン特別委員会で明らかにされた。
 区の報告によると、1月末までに、解体工事着工の告知看板が出され、その後、近隣住民のための説明会が開催される予定。また、ビルの完成は当初平成31年(2019年)4月とされていたが、それよりずれ込みそうだという。新ビルの具体的な内容はまだ明らかでないが、区は1、2階への商業施設とビル内へのバンケット(集会施設)の設置を住友側へ要望しているものの、まだ回答はない、という。
 撤退するマクドナルドは、綾瀬駅周辺で代替え地を探したが見つからないため、取り合えず撤退。サカゼンは、すでに昨年10月に北千住駅西口にあるマルイ北千住店内に出店している。

写真/サカゼンとマクドナルドのあるサンポップビル(左)とマリアージュ