足立朝日

区と足立成和信金 災害協定結ぶ

掲載:2017年1月5日号
 足立区と足立成和信用金庫(高杉浩明理事長/本店=千住1-4-16)が、「災害時における応急対策活動に対する支援に関する協定」を結んだ。
 災害時に区が同信金に対して要請出来る支援の内容を定めたもので、関連物資の提供、復旧対策等に必要な物資と機材の優先提供、本店(千住一丁目)における近隣住民と帰宅困難者等の受け入れなどがある。
 昨年12月9日(金)、区役所で近藤やよい区長と高杉理事長が協定書を締結。同席した区職員、足立成和信金の土屋武司常勤理事、稲垣茂男総務部長、松葉孝一営業推進部参与を交え、東日本大震災時の状況や教訓などについて懇談した。
 発災当時、全ての電車が北千住駅で運行を停止したため、帰宅困難者が町中や幹線道路に溢れたことから、帰宅困難者対策は足立区の防災の重要課題となっている。
 近藤区長は「これからは一緒に防災訓練も出来れば」と提案。高杉理事長は「協定は最小限の取り決めなので、柔軟に、最大限の協力をしたい」と応じた。

写真/近藤区長と高杉理事長(右)。横断幕は足立成和信金が用意した=区役所で