足立朝日

小中学生が考案した 小松菜ハンバーガーで給食

掲載:2017年1月5日号
 足立区では「日本一おいしい給食」を目指し、毎年、区内の小中学生が給食メニューを考案する「給食メニューコンクール」を実施している。
 今年のテーマは「あだちベジタベライフをさらに進めよう! 野菜をたっぷり使ったおいしい給食~子どもたち自身で作れる簡単レシピ~」。小学生3389点、中学生2451点の応募があり、その中からそれぞれ区長賞1点、優秀賞10点が選ばれた。
 足立区長賞のメニューは昨年12月5日(月)~9日(金)の「足立オールおいしい給食ウィーク」に、実際に区内小中学校の給食として登場。12月6日(火)には、小学校の部の区長賞を受賞した谷田悠人くんの渕江第一小学校(長博校長)を区長と定野司教育長が訪れ、ランチルームで6年1組の児童らと一緒に給食を食べた。
 谷田くんの考案したメニューは「小松菜ハンバーガー」。細かく刻んだ小松菜をパテに練り込んだもので、夏休みにキャンプで食べたハンバーガーがおいしかったことから思いついたという。小松菜を選んだのは「足立区で採れる野菜だったから」。応募作品に小松菜や枝豆など区内で採れる野菜を使ったレシピは多かったが、ハンバーガーは谷田くんのみ。
 この日の献立はハンバーガーの他に、野菜スープ、フルーツポンチ、牛乳。小松菜ハンバーガーは「小松菜が入っているのがおいしい」とクラスメートにも好評だった。
 足立区では糖尿病対策として「ベジタベライフ」を進めていることから、区長が「1口目は野菜から食べて」と声をかける場面も。食事の際は血糖値の急上昇を抑えるために、野菜から食べ始めるとよいとされている。
 食後には、参加賞としてクラス全員分のオリジナルのビュー坊ノートが、区長から谷田くんに手渡された。

写真上/区長と一緒に給食を食べる谷田くん=渕江第一小で
下/小松菜ハンバーガーの給食