足立朝日

物販、被災地支援募金、気軽な学びの場も 「女性フェスティバル2017あだち」開催 11月11日(土)・12日(日)

掲載:2017年11月5日号
 足立区女性団体連合会(乾雅榮会長)と足立区による恒例のイベント「女性フェスティバル2017あだち」が11月11日(土)・12日(日)、Lソフィアで開催される。
 女団連に所属している90超の団体による発表、喫茶、販売、健康コーナーなどバラエティに富んだ内容で、大人の文化祭のような年に1度のお祭りだ。もちろん男性も気後れなく参加できる。
 「女フェス」が特徴的なのは、社会問題などを学べるコーナーが充実していること。堅苦しいものではなく、気軽に話し合える集まり、講演、映画など様々。生活の身近なところにある疑問や問題を知りたいと思っていても、「どこで聞けばいいかわからない」「恥ずかしくて人に聞けない」という人は、この機会に参加してみては。
 また、当日は被災地への支援金も募集。チャリティー品は材料費を除いた金額が募金となる。
【女性フェスティバル2017あだち】
【日時】11月11日(土)・12日(日)午前10時~午後3時半
【場所】エル・ソフィア(男女参画プラザ/梅島駅徒歩2分)
【入場料】無料
【内容】ミニコンサート、防災用品展示、フードドライブ、乳がん触診モデル展示、茶席、保育、喫茶、チャリティーショップ、日用手作り雑貨・パン・クッキー・花鉢・腐葉土などの販売、他
【問合せ】TEL3880・5222男女参画プラザ
《主なイベント》
◆「東日本大震災から6年半 私たちは支援を続けています」

 11日(土)午前10時半~正午、第4学習室(3F)。【問合せ】TEL5682・29
78碇屋。内容=①被災地支援の活動を映像で紹介②懇談(加須市の避難者支援協働グループ「オバトン」)③読み語り(「ひまわりのおか」「希望の木」/映像付き)
 女団連被災地支援活動(碇屋はま子代表)は、東日本大震災直後から中村富美子前代表が中心となって、「顔の見える支援」を合言葉に被災地支援を実施。陸前高田や石巻への物資の提供、女フェスでの募金活動、また、原発事故により埼玉県加須市に避難している福島県双葉町の人たちを訪問するなど、今も寄り添い続けている。今回のイベントでは、加須市で共に毎月食事会を開いている埼玉県のグループ「オバトン」が活動の思いを語る。
◆松井久子記念講演「映画『レオニー』に込めた思い」
 11日(土)午後0時35分~3時半。上映+松井久子監督講演。世界的な彫刻芸術家イサム・ノグチ母レオニーの波乱に満ちた生涯を描いた伝記ドラマ。キャストはエミリー・モーティマ、中村獅童、原田美枝子、竹下景子、吉行和子、中村雅俊、ほか。
◆第49回しゃべり場「可能性は無限大―私はこの町に育てられた―」
 久田真紀子氏(㈱ヴェス社長/第十六中出身)
 12日(日)午後1時半~3時半、第一学習室(3F)。あだち女性大学ネットワーク主催。【問合せ】TEL3882・8576宮崎。
 年商10億円のIT関連企業社長の久田真紀子さん(42)は、厳しい家庭環境の中で育ち、第十六中時代は荒れた生活を送っていたが、ホステス、DV離婚などを経て起業。その物語は、今年5月「朝日新聞」に「仰げば尊し」のタイトルで4回連載された。これまでの道のりと思いを語る。

写真/しゃべり場で講演する久田氏