足立朝日

ボーイスカウト足立14団の2名 最高位の「富士スカウト章」取得

掲載:2017年10月5日号
 日本ボーイスカウト東京連盟さくら地区・足立第14団所属の松村優さん(19/一ツ家在住/日本大学経済学部)、鴻巣真央さん(19/西保木間在住/東京海洋大学海洋資源環境学部)が見事「富士スカウト章」を取得。9月5日(火)、足立区ボーイスカウト協議会会長・芦川一男さん、足立第14団ベンチャー隊長・清永徹治さんとともに、近藤区長を表敬訪問した。
 同章はボーイスカウト日本連盟の最高位の章で、取得には奉仕活動、自分で選んだプロジェクトを企画・実施・報告書の提出など厳しい規定があり、ボーイスカウトのノーベル賞とも呼ばれている。芦川さんが会長の職に就いて40年間に4人しか取得していないそうで、2人同時の受章は快挙。
 今回の松村さんのプロジェクトは100㎞ハイクと後輩指導。1人で歩くハイクは距離が「未知の領域」で、ポイントごとに仲間や恩師が待っているのが励みになったという。
 鴻巣さんのプロジェクトは「100年後の未来のために今、私ができること。~ボルネオで起きている環境破壊を見る~」。環境ポスター制作や環境教育学会でのプレゼンに挑戦した。
 2人ともこれまで、マラソンでの給水や募金などの奉仕活動、仲間たちとのキャンプなど、ボーイスカウトならではの経験を積んできた。
 将来は警察官になりたいという松村さんは「下の指導者が少ないので、上を目指したい子を支えたい」。航海士になりたいという鴻巣さんは「女性が上にあまりいないので、女性でも楽しめることを伝えたい。下の教育をしていきたい」と抱負を語った。

写真/松村さんと鴻巣さん。記念のバックルと胸のプレートは最高位の証し=区長応接室で