足立朝日

市川森一原作 「ドラマティック古事記」ふたたび

掲載:2017年8月5日号
 故市川森一/日本放送作家協会元理事長・シアター1010前館長の遺志を継ぎ、妻で女優の柴田美保子が「古事記」の舞台化に着手。Super神話音楽劇「ドラマティック古事記」を生み出した。
 昨年、念願の東京公演を新国立劇場オペラパレスで行い、この9月、第2回東京公演「ドラマティック古事記~神々の戦いと旅立ちの物語~」(原作=市川森一、主催=一般社団法人日本文化創成協会)を上演する。同協会の井戸輝雄代表理事が総監督を務め、市川の実妹で脚本家の市川愉実子台本による舞台に臨む。作曲は松本俊行。総監督補・音楽監督・指揮は、足立区民合唱団常任指揮者の坂本和彦。マークエステルによる神話絵画も舞台を飾る。
 エピローグでは東儀秀樹が登場。神聖な雅楽を皮切りに、柴田の語りに乗せてドラマティックな物語が展開される。大迫力のヤマタノオロチ・蛇王などに、芸術監督・振付を務める西島数博。スサノオに日野真一郎(LE VELVETS)。クシナダヒメに木下晴香。アマテラスに真矢ミキ。声楽界からオオクニヌシに秋川雅史と、タジカラオにジョン・健・ヌッツオ。ミュージカル界の大御所・宝田明も登場し、豪華なキャストが夢の舞台を繰り広げる。合唱は藤原歌劇団アンサンブル。管弦楽はG・DREAM21レディースオーケストラ。柴田より次のメッセージ。「昨年に引き続き、さらに面白い舞台をご覧いただけますように努めます。いつか市川が夢見ていた足立区の劇場での『古事記』上演ができればと願っています」
【日時】9月2日(土)午後4時
【場所】新国立劇場オペラパレス
【料金】S席1万2000円、A席=1万円、B席=8000円
【チケット】チケットぴあTEL0570・02・9999 Pコード/480987、店頭販売=セブンイレブン、サークルKサンクスなど。カンフェティTEL0120・240・540

写真/豪華メンバーによる夢の舞台