足立朝日

足立学園高校・柔道部 個人戦3階級・団体戦で インターハイ出場の快挙

掲載:2017年7月5日号
 足立学園・高校の柔道部(徳原勉監督)が、個人・団体ともに全国高校総体(インターハイ)出場を決めた。個人戦は同校初の3階級制覇を成し遂げた。軽量級に強い足立学園で100㎏超級の優勝は快挙だ。
 第62回東京都高等学校総合体育大会 兼 第66回全国高等学校総合体育大会柔道競技大会東京都予選会(都教育委員会・都高校体育連盟主催)は、個人戦が5月28日(日)、団体戦が6月18日(日)にともに講道館(文京区)で行われた。
 優勝の栄誉を手にしたのはいずれも3年の武岡毅くん(60㎏級)、白石隼人くん(81㎏)、山本瑛介くん(100超㎏)。
 60㎏級決勝は、同校の上領教史郎くんを準決勝で破った中里勇斗選手(国士館)と対戦、伯仲する試合を制して小外刈りを決めた。武岡くんは「ぎりぎりの試合で、賭けるしかなかった」。インハイでは「2連覇を達成したい」と話す。
 81㎏級を制した白石くんは準決勝で、1人だけ呼び出しが早いアクシデントがあり「気持ちの整理が出来ていなかった。先に指導を取られた」と苦戦しながらも、大外刈りで勝利。同校対決となった決勝で後輩の押領司龍星くん(2年)を破った。インハイでは「優勝めざして頑張ります」。
 100㎏超級は、遥かに大きい160㎏の斉藤立選手(国士館)を、小外刈りで下した。「重くてしんどかった」としながらも、高校で実力を伸ばしてきた成果を喜ぶ。初の全国出場に向けて「3年間をぶつけたい」と話す。
 団体戦はシードから順調にベスト4に進み、国士館、日体大荏原、修徳による決勝リーグとなった。1人の試合時間が3分から4分に延長され、さらに休憩時間のない厳しい状況の中で奮闘。国士館に惜敗し準優勝となった。
 インターハイは8月8日(月)~12日(土)、福島県郡山市で開催される。

写真上/個人戦出場選手。(左から)山本くん、白石くん、武岡くん
下/団体戦の出場選手。(前列左から)武岡くん、上領くん、古畑雄大くん、白石くん、(後列左から)吉井拓実くん(2年)、山本くん、徳原監督