足立朝日

日本初「おはじきサッカーアジア大会」 6カ国が熱戦

掲載:2017年7月5日号
 テーブル上のフィールドでミニチュア選手たちが戦う「おはじきサッカー」。その「アジア杯2017」が6月10日(土)・11日(日)の2日間にわたって、生涯学習センター(学びピア21)で開かれた。3回目にして日本初開催となる。
 日本ではまだ知名度の低いおはじきサッカーをいち早く取り入れた新田地域学習センターと、日本おはじきサッカー協会が協力して実現したもの。
 70年前にイギリスで誕生したテーブルゲームで、対戦は1対1。おはじきを指で弾いてボールに当て、本物のサッカーのようにシュートやドリブルを駆使してゴールを狙う。集中力もテクニックも必要で、奥が深い。
 その魅力を「誰でもできる。文系と体育系がミックスしたスポーツ」と新田地域学習センターの時田尊史さん。今回の大会は2年前から始めた普及活動の一つの到達点でもあり、大会に仕様した16個の台も手作りで用意したという。小学生2人がチームメンバーに加わったのも、大きな成果だ。
 メンバーの1人、小林太郎くん(新田小3年)は「ボールのどの辺に当てたらいいかが難しい。ゴールを決めた瞬間が楽しい」と元気な笑顔で話していた。
 今大会には日本、シンガポール、オーストラリア、香港、イギリス、フランスから総勢36人が参加。日本は3位の成績を納め、シンガポールが3年連続で優勝した。

写真/ミニ選手の乗ったおはじきを弾いてボールを操る