足立朝日

元メジャーリーガーのマック鈴木氏が 国内初の英語野球を開設

掲載:2017年5月5日号
 「コミュニケーション能力の向上こそ、すべての基本。それを教えます」――。プロ野球を経験しないで、メジャーリーグ入りを果たした初の日本人投手として知られるマック鈴木(42)がプロデュースする野球教室が4月10日(月)から野球練習施設「BALL PARK in Field Force」(東伊興1‐6‐9)で始まった。
 マック鈴木は、兵庫県神戸市出身。元プロ野球選手(投手)・監督。日本のプロ野球を経験しないで、メジャーリーグ入りを果たした初の日本人投手として知られ、かつ英語が堪能で、「日本プロ野球業界唯一のバイリンガル」と言われる男。「元メジャーリーガーが教える国内初の『英語で教える野球』を、より多くの人々に認知してほしい」と話し、初の〝挑戦〟に張り切っている。
 「私が渡米して、一番必要なものが英語でした。野球は、努力以外のものも必要ですが、英語は努力しないと絶対手に入れられない、ということを痛感したんです」「英語を学ぶのには早ければ早いほどいい」――。開口一番、高校を中退して16歳で渡米したマック鈴木の実体験からきた英語の必要性の言葉がポンポンと飛び出した。野球人生は、イチローや黒田などのように、大リーガーを終えても、華やかな形で人生が続くとは限らない。次のステップに行くためにも英語をきちっとマスターして大リーグに挑戦すべき、と力説する。
 マックの「英語野球教室をやりたい」という思いを受け止めてくれたのが、森部好樹氏(66)。日本興業銀行から独立し、新天地で格安メガネチェーンを立ち上げ、4年前から若手起業家を応援する顧問業を始めた立志伝中の人。
 今回始めた英語野球教室は、定員60人で、対象年齢は、5歳~10歳。3チームに分け、毎週月曜日の夕方5時から1時間ずつ、8時まで。入会金2万円、授業料月1万2千円(ともに税込)。
 場所は、都内の20カ所の野球練習場をピックアップし、現場に足を運んでチェック、最も条件のいい今の東伊興1丁目の「BALL PARK in Field Force」(大貫高志社長)に決めた。
 4月10日(月)の「体験教室」には、区内から2人、他県、他区から約8人が集まり、スタート。「徐々に入会が増えています。楽しみです」と長堀泰幸マネージャー(25)。
【メモ】問合せ・入会申込陛6417・3687マック鈴木の英語野球教室事務局

写真上/マンツーマンで教えるマック鈴木=「BALL PARK in Field Force」で
下/「体験教室」には野球好きの女子も=同