足立朝日

江北桜中 桜満開の開校式 2校の歴史を継ぎ船出

掲載:2017年5月5日号
 江北桜中学校(保坂朗校長、江北5‐14‐1)の開校式が4月6日(木)、同体育館で開かれた。丁度桜が満開で、校名にふさわしい新校の門出を祝う日となった。
 同校は江北中学校と上沼田中学校の統合により誕生。2年以上をかけて16回の統合協議会を経て、地域と学校関係者が様々な課題に取り組み、旧上沼田中を校舎として新たにスタートした。式典には真新しい制服に身を包んだ両校の2・3年生、教員、来賓約60人をはじめとする関係者が多数出席した。
 定野司教育長が区長代理も兼ねて登壇、「2つの母校を持つことは素晴らしいこと。新しい歴史を刻んでいって」と告辞。続いて保坂校長は「五色桜は1色ではなくバラエティに富んでいて、それらが咲き乱れることで美しかった、それぞれの個性が光り輝く中学校にしていきたい」と、校名の由来である江北の歴史になぞらえて決意を語った。
 来賓を代表して佐々木順二・統合協議会会長、木村克博・同職務代理が挨拶。制服や校章を在校生のアンケートで決定したことや、校名に600以上の応募があったことなどを語り、生徒へのエールを贈った。
 定野教育長から保坂校長、校長から松岡蓮さん(3年)へと校旗が授与され、中川実万里さん(3年)が「責任ある大きな挑戦となる。互いに助け合いながら楽しい学校を創り上げていきましょう」と挨拶した。
 最後に全校生徒が校歌を初披露。「日本語が一番きれいに聞こえる言葉を選んだ」という作詞作曲の福田洋介氏、「それを生かすやわらかさを引き立たせた」という編曲の小鹿紡氏の見守る中、息の合った澄んだ歌声が船出の第一歩を飾った。

写真上/校旗が生徒代表に手渡された
下/校歌を作詞・作曲した福田さん(左)と編曲の小鹿さん