足立朝日

Vol.2国府弘子Pruduce jazz live 国府弘子×露崎春女×鳥山雄司~One-third Trio~

掲載:2017年5月5日号
3人のアンサンブル&即興の真骨頂ライヴ

 この6月、かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホールに、ジャズ界を牽引する国府弘子プロデュース・ファン待望のライヴが登場! 共演は、露崎春女(ヴォーカル)と鳥山雄司(ギター)。国府は「それぞれが日頃、主役としても、人気アーティストのプロデューサーとしても活躍している、まさにオールスターズの2人。大変リスペクトしあう仲間です」と称賛。
 国府とジャズとの巡り会いは「小さい時から、レッスンのクラシック曲以外に、いろいろなポピュラー曲を耳で覚えて自分流に自由に弾くのが好きでした。音楽大学在学中ではショパンやラヴェルを弾いていましたが、ある人が聞かせてくれたレコードのビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビイ』。そのワクワクするようなスイング感と、メロディを離れて自由に奏でている長い演奏が『即興』であることを知り衝撃。そこから、長い長い『ジャズへの片思い』が始まりました」。
 国府はズバ抜けた「即興力」と「作曲能力」の持ち主。特に作曲能力については、「つい先日も、30年近く前の自分の作品を取り上げる演奏会があり、『あの頃の自分も、こんなにいい曲を書いていたのか』なんて、ちょっと思ってしまいました。あれっ、自画自賛!? 幼い時から『キュン』とする切ない響きや、『ワクワク』する躍動感、そういうものをいろいろな音楽に感じては非常に感情を揺り動かされてきたので、それが大きく影響していると思います」。
 今回のライヴでの演奏曲について国府は語る。
 「人気番組TBSの『世界遺産』のテーマ曲でもあった、鳥山雄司さんの『The Song of Life』。露崎春女さんのミラクル・ヴォイスでお届けする彼女の曲は、どれにしようか絞るのはうれしい苦労。わたし国府弘子も、ピアノ曲を厳選いたします。ソロ、デュオと組み合わせを変えてお届けするコーナーはもちろんですが、3人のアンサンブル&即興の真骨頂はチック・コリアの名曲『スペイン』で。必ずや『来てよかった!』と思っていただけるライヴ、ぜひお出かけください!」
【日時】6月24日(土)17時【場所】かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール【料金】4500円、会員4000円【問合せ】TEL5670・2233