足立朝日

Vol.189 世良 公則O-Kiraku Live2018

掲載:2018年5月5日号
アコーステイックギター1本のロックを体感

 ファン待望の、世良公則「O-Kiraku Live2018」がシアター1010で7回目を迎える。
 心に染み入る世良の歌声と、アコースティックギターの音色が奏でる飛び切りのソロライブ。その胸中を、世良は次のように語る。
 「『O-Kiraku Live』は、常に今と未来の自分を映し出す鏡のような位置にあります。従来のスタイル(選曲やアレンジ)に囚われることなく、自由な発想がそこにあります。 最小限の表現方法のなかに、無限の可能性を見出すことのできる存在です。そこからさらにセッション、コラボ、バンドへと広がってゆくのだと思います」
 今回のライブで歌われる曲目は「お楽しみに……」とのことだが、「あの曲、この曲と想像して楽しんでください。プレイはいつも一期一会、同じものはないので。気づかれないところで常に試みていますよ」と微笑む。
 昨年、デビュー40周年を迎え、大阪城野外音楽堂においてライブ「ReBorn~タダイキヌクベシ~」を実施。自身のバンドGUILD9と、つるの剛士・宮田和弥・NAOTO・押尾コータロー・斉藤和義・吉川晃次ら精鋭アーティストと共に、珠玉のステージを繰り広げた。
 「おそらくあっという間にやって来るであろう50周年に向けて、今をしっかり演ってゆくだけですね。そのためには『健康第一』」と豪快に笑う。
 ニューアルバム『Howlig Wolves』は、待望の新曲10曲を収録したオリジナルアルバムに、「世良公則60th Anniversary Live」を全曲収録したスペシャル版。ダグ・アンドリッチ、エリック・ゴーフェンら海外の豪華アーティストが参加。さらに、ギターに野村義男、キーボードに唯一のツイストオリジナルメンバー・神本宗幸ら強力なメンバーを得て完成した渾身の骨太ロック。
「『O-Kiraku Live』では、ニューアルバムの楽曲も演ります。まさに、『アコギ一本でもROCK!』を体感していただけると思います」と世良。アコースティックギターが生み出す静謐さと、激しいリズムの融合がどのようなものか、そして、男道を貫く世良の41年目の雄姿を、その眼と耳と心と身体で体験あれ!
【日時】9月9日(日)午後4時【料金】6200円(未就学児不可)【チケット】TEL5244・1011

写真/©平野タカシ