足立朝日

「ツミの親子」

掲載:2018年8月5日号
写真提供K・Sさん(73)
=綾瀬6丁目在住、カメラマン


 先日、いつものように駅までの「パトロール」。都立東綾瀬公園の林の所に5、6人がカメラを構えている。「何かいるんですか?」と聞くと「ツミ」との答え。「ツミ」は鷹の一種で、日本で生息する鷹の中では最も小さく体長約30㎝ほど。
 ヒナが4羽生まれ、餌を運ぶ雄と見守る雌がいるという。よく見ると、いる、いる。大きな雌がいて、白い羽のヒナがもそもそ動いている。
 Sさんによると、このツミの営巣は3年目。今年は最初、別の場所に営巣したが、何人かが接近し過ぎたため、2回放棄し、ようやくここに落ち着いたそう。4羽は立派に育って、7月末に巣立って行った。
 足立区にはまだまだ大切な自然が残っている!