足立朝日

あの町この店

掲載:2018年11月5日号
菓匠「秀山」
西綾瀬2-23-22 TEL3880・0276


ふんわりしっとりの長崎かすていら

 お茶と和菓子が似合う季節になった。そこで「とことん本物にこだわる」という本間三津夫店主(76)の手で作られた同店の和菓子がおススメ。
 本間店主は、青森県から上京、銀座・鳳月堂などで働き、足立・喜田家で工場長として勤め、38年前に独立した生粋の和菓子職人だ。現在、妻の志津江さんと二人三脚。
 まず「長崎かすていら」は、ざらめ、小麦粉、上白糖、卵、ハチミツ、「大納言かすていら」は沖縄産の黒砂糖に北海道産の大納言小豆、小麦粉、上白糖、卵、ハチミツをよーく練って、創業以来働く大きな電気窯で焼くこと約1時間20分。「長崎」はふんわりしっとりとした食感と濃厚な味わいが、「大納言」は、調和のとれた独特な味わいがともに好評。1本1500円。
 手焼きのソフトどら焼きは5種類。梅どら、五色豆どら、バタどら、栗どらに普通のどら焼きで、普通のどら焼きが150円、残り4種が180円。いずれも1枚1枚手で焼き上げた逸品。このほか、「四季の彩り」と銘打ったカラフルな上生菓子は、お茶のお供にピッタリ。
 ところで、11月と言えば七五三だが、同店で創業以来販売している千歳飴は、大阪・柏屋のもので、イチゴ味、ミルク味が懐かしい。価格は全て税込。
★11月末まで「足立朝日を見た」でお買い物の方にどら焼き1個進呈。
【営業時間】午前8時半~午後7時。第2、4水曜定休【交通】「五反野駅」下車すぐ。駐車場はコインパーキング利用。

写真上/「長崎かすていら」(右)と「大納言かすていら」
中/商売の息もピッタリな本間夫妻
下/七五三に千歳飴