足立朝日

Vol.11 かめあり亭第39弾「新春寿寄席」

掲載:2018年11月5日号
初笑いは「リリオホール」で

 毎年1月3日に開催するかめあり亭「新春寿寄席」が、2019年で5回目を迎える。その記念すべき会に、次の面々が登場する。
 まずは、柳家権太楼師匠。通称「ゴンさま」で愛される師匠の真打昇進エピソードが凄い! 落語協会で、ゴンさまのみが抜擢昇進のチャンスをゲット! 唯一の受験者として合格し、1982年に真打昇進。同時に3代目柳家権太楼を襲名。
 続いて、古今亭菊之丞師匠。歌舞伎役者を彷彿とさせる面立ちから発せられる声は低音の魅力。10月31日に行われた「鈴本余一会 古今亭菊之丞独演会」のチケットは、即完売となった人気噺家。NHK大河ドラマ「いだてん」の落語監修を担当。
 3人目は、柳家三三師匠。落研などの素人連の経験が無いまま柳家小三治師匠に弟子入りし、師匠から純粋培養という愛を受けた噺家だ。日に7席の高座を開いたことがあるツワモノ。小学館の漫画雑誌で落語監修も担当し、落語漬けの日々。
 4人目は、柳亭左龍師匠。「落語界のパパイヤ鈴木」と称される自身を「典型的な日本人体型」と笑いを誘う。師匠の「英語の小噺」は、英語を学ぶ若者に大人気で、海外の大学日本校の学生も大喜び。国際交流を落語でこなす能力が凄い!
 5人目は、春風亭昇也さん。「笑点」でお馴染みの、あの健気に独身を貫く春風亭昇太師匠に弟子入りして10年。昨年は「読売杯争奪激突二ツ目バトル」で優勝し、今年は「平成29年度彩の国落語大賞」を受賞。BS「笑点」の若手大喜利で活躍中だ。
 そして最後は、柳貴家雪之介さん。水戸の大神楽宗家の跡取で、お家芸である出刃皿・日本刀・カゴマリの古典曲芸に加え、玉子おとしの新曲芸をこなす。柳家花緑一門として、TV・舞台で活躍する演芸界期待の星。
【日時】2019年1月3日(木)午後1時30分【料金】3800円【場所】かつしかリリオホール【問合せ】TEL5680・3333