足立朝日

Vol.205 12人のヴァイオリニスト「クラシック・オペラ・ミュージカル~世界旅行~」

掲載:2019年9月5日号
大迫力の最高パフォーマンス

 歯に衣着せぬ物言いで、人々から大きな共感を得ているヴァイオリニスト・髙嶋ちさ子。彼女がプロデュースする公演が、この11月、シアター1010で行われる。題して、12人のヴァイオリニスト「クラシック・オペラ・ミュージカル~世界紀行~」。
 「12人のヴァイオリニスト」は、2006年に髙嶋肝いりで立ち上げた「観ても、聴いても、美しく、楽しい」ヴァイオリン・アンサンブルだ。今回のコンサートでは、カノン(パッヘルベル)、花のワルツ(チャイコフスキー)、ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」メドレー、オペラ「リゴレット」より「女心の歌」(ヴェルディ)など、まさに「音楽の世界旅行記」を満喫できる構成。髙嶋は今回、舞台には立たずプロデュースに専念する。
 スペシャルゲストは、東京都出身のアメリカ人テノール、今をときめくジョン・健・ヌッツオ。2000年に世界三大歌劇場の一つであるウィーン国立歌劇場でデビューし、オーストリア芸術新人大賞「エバーハルト・ヴェヒター・メダル」を受賞。その後、巨匠ジェームズ・レヴァインの招待により、メトロポリタン歌劇場にデビュー。その活動が民放TV番組「情熱大陸」で放映され、日本国内で一躍脚光を浴びる。NHK大河ドラマ「新選組!」のテーマ曲を歌い、同「紅白歌合戦」にも出場。天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)と、ローマ法皇に歌声を披露した経験をもつほか、MLBやサッカーの国際試合での国歌斉唱も務めた。東京音楽大学客員教授。受賞歴多数。
 ピアノは近藤亜紀。それぞれの最高パフォーマンスが融合する大迫力の競演を見逃せない!
【日時】11月1日(金)午後6時30分【料金】全席指定5000円。フレンズ会員・足立区民(在住・在勤・在学)割引有。未就学児入場不可【チケット】TEL5244・1011

写真上/12人のヴァイオリニスト
下/ジョン・健・ヌッツオ