住んで良かったと思える足立区に
令和元年第1回足立区議会臨時会(6月7日)において、第73代新議長に鹿浜昭氏(自民3期)が選出された。平成23年に初当選後、交通網・都市基盤整備調査特別委員会委員長、区民委員会副委員長などを歴任。新副議長の窪田美幸氏(公明4期)と共に現在、議会運営に力を発揮している。
北鹿浜小学校でPTA会長を務めた鹿浜議長は、「子どもを笑顔にしたい」という想いで教育環境を整え、青少年委員活動にも身を投じ、20年近く子どもたちの育成活動に関わってきた。それらの活動が評価され、「東京都青少年健全育成功労賞」を受賞。常に「問題点は現場にある」と考え、その生の声を議会に届けたいという気持ちが高まり、この道に入った。
今、児童虐待が日本全国で発生しているが、足立区でも年間約900件の相談がある。事件化を未然に防ぐには、家庭教育が大切であるが、鹿浜議長は「その家庭環境を知るためにも、教員による家庭訪問が必要」と考える。その反面、教員の疲労蓄積を気遣い、働き方改革に理解を示す。例えば、現在、夜間や休日等は学校の電話は繋がらないが、「緊急の場合は区の代表電話に連絡すれば、校長の携帯電話に連絡がいくシステムになっている。このことを周知させたい」と思案する。
喫緊の課題は高齢化対策。足立区の2019年の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は24・8%で、23区トップ。単身者世帯が多く、孤独死の問題をはらむため、鹿浜議長は「早めの対策をしっかりとやっていきたい」と考えている。
議員生活の中で心に残っていることは、東京女子医科大学の誘致。69万人を有する足立区に大学病院がないことを疑問に思っていた鹿浜議長は、議員連盟副会長として同活動に尽力した。志を同じくする人々の苦労と努力の甲斐があり、2021年に同病院が荒川区から足立区江北4丁目に移転し、三次救急、災害拠点病院、がん診療機能、地域医療支援病院、高度急性期、周産期母子医療センターの機能を備えた病床数450床の東医療センター(仮称)として開業することが決定。
「私のしたことはささやかだけれど、大きな夢が叶って本当にうれしい。これからも、区民が足立区に住んで良かったと思えるような議員活動をしていきたい」と気持ちを新たにしている。
令和元年第1回足立区議会臨時会(6月7日)において、第73代新議長に鹿浜昭氏(自民3期)が選出された。平成23年に初当選後、交通網・都市基盤整備調査特別委員会委員長、区民委員会副委員長などを歴任。新副議長の窪田美幸氏(公明4期)と共に現在、議会運営に力を発揮している。
北鹿浜小学校でPTA会長を務めた鹿浜議長は、「子どもを笑顔にしたい」という想いで教育環境を整え、青少年委員活動にも身を投じ、20年近く子どもたちの育成活動に関わってきた。それらの活動が評価され、「東京都青少年健全育成功労賞」を受賞。常に「問題点は現場にある」と考え、その生の声を議会に届けたいという気持ちが高まり、この道に入った。
今、児童虐待が日本全国で発生しているが、足立区でも年間約900件の相談がある。事件化を未然に防ぐには、家庭教育が大切であるが、鹿浜議長は「その家庭環境を知るためにも、教員による家庭訪問が必要」と考える。その反面、教員の疲労蓄積を気遣い、働き方改革に理解を示す。例えば、現在、夜間や休日等は学校の電話は繋がらないが、「緊急の場合は区の代表電話に連絡すれば、校長の携帯電話に連絡がいくシステムになっている。このことを周知させたい」と思案する。
喫緊の課題は高齢化対策。足立区の2019年の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は24・8%で、23区トップ。単身者世帯が多く、孤独死の問題をはらむため、鹿浜議長は「早めの対策をしっかりとやっていきたい」と考えている。
議員生活の中で心に残っていることは、東京女子医科大学の誘致。69万人を有する足立区に大学病院がないことを疑問に思っていた鹿浜議長は、議員連盟副会長として同活動に尽力した。志を同じくする人々の苦労と努力の甲斐があり、2021年に同病院が荒川区から足立区江北4丁目に移転し、三次救急、災害拠点病院、がん診療機能、地域医療支援病院、高度急性期、周産期母子医療センターの機能を備えた病床数450床の東医療センター(仮称)として開業することが決定。
「私のしたことはささやかだけれど、大きな夢が叶って本当にうれしい。これからも、区民が足立区に住んで良かったと思えるような議員活動をしていきたい」と気持ちを新たにしている。