撮影/片岡啓さん(55)=
中央本町2丁目在住
この写真は、五反野駅前に朝日が昇った時の風景。片岡さんは、「ここは、下町である足立区と朝日が似合う場所」と言う。
28年ほど前まで神奈川県藤沢にいた片岡さんが、仕事の関係で五反野に来て同じくらい経った。「毎日通勤で五反野駅を使います。一日の始まりがここ。この場所で朝日を拝むと、自然とやる気が起こるんです」。眼前に広がる「昭和の風景」が、片岡さんにとって心をなごませてくれる大切な要素になっている。
今、五反野駅周辺では再開発の動きが続く。「新しさの中に下町の風情を残してほしい」。片岡さんの切なる願いだ。
(写真提供=足立区写真連盟)
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