足立朝日

「関屋町ポンプ所」

掲載:2020年2月5日号
撮影/高木博一さん(77)
=千住東2丁目在住


 忘れもしない、昨年10月12日(土)、午後9時34分。綾瀬川流域に「避難指示」が出された。強烈な風雨を伴う台風が東京を直撃した瞬間だ。荒川や隅田川でも水かさが劇的に増大。今回の写真を送ってくれた高木さんは「堀切橋のそばを流されていく船宿・浜田屋のモーターボートや、グラウンドそばの看板の下に猫が1匹取り残され震えているのを見ました」。
 そこでこの写真。隅田川に近い「千住関屋ポンプ所」の工事現場だ。1時間に50ミリの降雨に対応する大規模下水道施設で、その掘削面積は4903㎡と日本一の規模。竣工は1年ほど先。
【交通】京成線関屋駅、東武線牛田駅から徒歩8分(写真提供=足立区写真連盟)