足立朝日

六町駅前商店会resk 「今できることプロジェクト」始動

掲載:2020年6月5日号
 六町駅前商店会resk(石鍋明夫会長)は、新型コロナウイルスによる自粛中の「今できることプロジェクト」として3つの活動をスタートした。
 一つ目は「つながるマルシェ」。別名、軒下マルシェとも呼ばれていて、小さなテントの中で埼玉県の農家が有機野菜の直売をしたり、手作りマスクの無料配布、地域飲食店の弁当販売などを週に1回開催している。コロナ対策として、間隔を空けての整列や入口で手の消毒、テント内は1人のみしか入れないなど十分な配慮がされていることで、スーパーへの買い物に行くのが不安な人たちも安心して来られるようにしている。5月26日(火)、緊急事態宣言が解除されたので、定期開催になるが、日程は未定だ。
 二つ目は「キッズランチ」の開催。これまで定期的に行っていた100円食堂が出来ないため、代わりに何かできないかと考え誕生した。5店舗に声をかけ、キッズランチとして各店舗に子ども用お弁当を10食ずつ用意してもらい、5月5日(火・祝)の「こどもの日」に100円で販売してもらった。お弁当と一緒に子ども用マスクと玩具もプレゼント。また、保護者向けに東保木間2丁目の㈱ワタトーが製造している菓子「手作り五家宝」も配られた。今後も100円食堂が再開されるまで、定期的に開催できないか検討中だ。
 三つ目は「エール飯」。これは、配達できない飲食店の弁当を商店会が代わりにデリバリーするというもの。現在は、区役所職員向けに対応しているが、今後は地域デリバリーも視野に入れて準備している。
 いずれも商店会加盟店だけでなく、地域の人たちやお店を今できることで救いたいとの思いで考えられた。「この助け合いや、つながりを通して大変な状況の今だからこそ一人でも多くの人に笑顔で過ごしてもらいたい」と石鍋会長。
 詳細などは同商店会のホームページやフェイスブックをチェック。HP

写真上/軒下を利用したつながるマルシェ
中/キッズランチを買いにお店に訪れる人たち
下/区役所へ配布したエール飯のチラシ