足立朝日

アジア初 総合スポーツセンター スペシャルクライフコート完成

掲載:2020年12月5日号
 11月1日(日)、足立区総合スポーツセンター(東保木間2-27-1、TEL3859・8211)に障害の有無に関わらず安心してスポーツを楽しめる多目的広場「スペシャルクライフコート」が完成し、記念式典が行われた。
 クライフコートとは、ヨハン・クライフ財団が設置するコート。同財団は、サッカーワールドカップでオランダ代表を準優勝に導くなど20世紀を代表するスーパースター故ヨハン・クライフ氏が1997年に「子どもにスポーツを楽しむ機会を与えること」を目的に設立された。サッカーをはじめとするスポーツを楽しむためのクライフコートと違い、スペシャルクライフコートは障害者も安心してスポーツを楽しめるコートだ。
 オランダやブラジル、スペインなどに約50カ所設置されているが、アジアでは初めてで、東京パラリンピック開催に伴い作られた。ゴムチップのウレタン舗装のハードコートで、車いすでも使いやすいバリアフリー対応になっている。
 完成記念式典には、近藤やよい区長、鹿浜昭区議会議長のほか、ペーターファン・デル・フリートオランダ大使、テオ・ペータスオランダ全権公使、オランダ大使館のバス・ヴァルクス氏らも参加。
 コートの使用料は無料。その他、個人利用・団体利用(貸し切り)それぞれの利用時間や対象、利用できるスポーツなど詳細については、総合スポーツセンターに問合せ、または足立区のホームページで確認を。
 今後はトイレや点字ブロック、路面のカラー舗装など周辺環境の整備を整え来年8月にグランドオープニングセレモニーを予定している。

写真上/縦横20m×30mの広々としたコート
下/オランダ大使、近藤区長らによるテープカット