足立朝日

07年度世界少年野球大会優勝 日本代表・大塚和貴選手

掲載:2007年8月20日号


 少年硬式野球の(財)日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)は、メキシコで8月6日~14日に開かれた中学生の「07年世界少年野球大会」にオールジャパンを選抜し派遣。日本代表は見事優勝を果たし、大会3連覇を飾った。20人の代表選手のひとり、「足立ベルモント」(吉原茂代表、鈴木正人監督)に籍を置く、花畑中3年・大塚和貴くんは堂々4番打者を務め、5試合フル出場で活躍した。
 日本代表選手は、全国の5ブロックから優秀選手が選ばれ、関東からは5人が選出。大塚選手は連盟関係者らが、いの一番に押した。中学で通算20本のサク越えアーチを記録する、強肩の捕手だ。
  世界大会はメキシコ2チーム、アメリカ3チーム、韓国、オーストラリア、台北、プエルトリコが参加し、A組、B組に分かれ予選リーグが行われた。日本はB組で、3勝1分で決勝に。決勝は開催地メキシコのベルデチーム。スタジアムはほぼ満杯。日本の応援は
ジャパンのウエアで大塚選手 わずか20人足らずの完全アウェイの中、1回に1点
=鈴木監督宅で         先制されるも6―4でメキシコチームを破って、見事                     優勝した。
 大塚選手は、予選から決勝まで5試合フル出場。4番バッターで勝利に貢献した。「代表に選ばれて嬉しかった」と日焼けした顔をほころばせる。日本と違う球場の雰囲気や、外国人選手の身体の大きさにびっくりしたそうだ。「メキシコはすごく暑くて、食事も口にあわず食べられなかった」という。日本から母親が持たせてくれた食料で飢えをしのいだとか。普段は好き嫌いなく何でも食べ、牛肉が好きだが、がっしりした身体は子どもの時から「小魚などカルシウム豊富な食事をしたせいかも」という。
 桜花小時代は、地元少年野球チーム・ハヤブサで、3年から3番を打ちキャプテンを務めた。花畑中に進み、硬式野球の足立ベルモントへ。野球をやめたいと思ったことは一度もない。
 足立ベルモント監督の鈴木正人さんは「今だかつて見たことがない選手。ずば抜けてスゴイ。これからは、よりいっそう上を目指して頑張ってほしい」とエールを送る。父親の弘行さんは「怪我に気をつけて、一生懸命努力してほしい」と熱い心を抑えて応援。大塚選手の夢はプロ野球選手。好きな選手はマリナーズの城島選手だ。
▼足立ベルモントではいつでも部員を募集中。希望者は℡090・3247・8209鈴木監督。HPはチーム名でヒット。