足立朝日

文教大学「東京あだちキャンパス」花畑に完成 新路線バス 2月22日(月)運行開始

掲載:2021年3月5日号
 4月に花畑で開学する文教大学(学校法人文教大学学園)の東京あだちキャンパスが、2月22日(月)に竣工した。
 UR花畑団地の跡地4万7300㎡に、2019年4月から建設されていたもの。区内の大学は放送大学を含めて6校目で、千住地区以外では初。
 同地には、湘南キャンパスから国際学部と経営学部の全学年が一斉に移転。
 同大学にとっては都内初進出であり、湘南・越谷と合わせて1都2県にまたがる3キャンパス体制となる。新型コロナウイルスにより、学生の登校については、現在は未定。
 竣工式は新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を受け、規模を縮小して関係者のみで実施した。3月20日(土)に地域や関係者を招待して、キャンパス開設記念式典を開催する。
●地域に開かれたキャンパス
 建学の精神「人間愛」と、創立以来育んできた「校風」を大切に、学生だけでなく教職員、地域住民など、多くの人に愛される開かれたキャンパスを目指して、周辺環境との連続性をテーマに設計されている。
シンボルとなる時計塔、内庭には足立区の保存樹のケヤキなど、街に新たな息吹を生む風景になりそうだ。
<地域の人も利用できる施設>
 利用開始日は未定。新型コロナウイルスの状況によっては、利用が制限される可能性もある。
◆食堂=1階と2階が利用可能
◆カフェ(講堂棟1階)=毛長川沿いの自然にひらけた憩いのカフェラウンジ
◆図書館(図書館棟2階・3階)=多数の資料等が配置される
◆バスロータリー=東武線「竹ノ塚駅」とつくばエクスプレス「六町駅」にアクセス
●人道橋の名称は「花瀬橋」に決定
 東京あだちキャンパスに合わせて、足立区は毛長川に人道橋の架橋工事を行っている(写真=イメージ)。草加市(谷塚駅)からの通学、足立区民と草加市民の交通アクセスの利便性を高めるためのもの。
 区間は花畑五丁目6番から埼玉県草加市瀬崎四丁目4番先で、橋長は約30m、標準幅員は4m。工事期間は令和2年10月~令和4年3月末。
 橋の名称は足立区で募集。252件の応募の中から6候補を選定して投票し、708票中205票を集めた花瀬橋が選ばれた。
●バス新路線
 「竹の塚駅東口・六町駅」~「東京あだちキャンパス」を結ぶバスが、2月22日(月)から東武バスセントラル㈱により運行を開始した。一部時刻で急行線も設定されていて、地域住民の足として利便性が期待できる。
<所要時間>
▼竹の塚駅東口~文教大学=約20分(急行線は約 15分)▼六町駅~文教大学=約15分
<区間運賃>現金・IC=220円(東京都シルバーパス、足立一日フリーパスも利用可)。※3月 18日(木)から、これまでより割引率の高い通学年度定期を新たに発売予定

写真上から①/キャンパス外観
②/地域の人も利用できる食堂
③/花瀬橋
④/2月22日から運行開始のバス路線図