足立朝日

足立学園高校2年・八幡さん 英語プレゼンコンテストで金賞

掲載:2021年3月5日号
 足立学園高校2年の八幡昂樹さんが、第3回 Change Maker Awards(中高生のための英語プレゼンテーションコンテスト)の本選で、金賞(最優秀個人賞)を受賞した。
 同コンテストは、一般財団法人英語4技能・探究学習推進協会が主催。「生きる力」や「21世紀型能力」といった、これからの社会に対応した学びへの転換が求められている子どもたちへ機会を与え、必要な力を養うことを目的に行われている。
 2次予選を経て本選が行われ、八幡さんは自動運転技術の探究活動についての見事な内容と英語力が評価された。
「中学3年生の時からプログラミングが好きで、自動運転に興味を持ちました。自分で作ってみたいと思い、オンラインで講座を受講するなど探究活動を進め、学校の探究総合の授業で深めていました」と八幡さん。
 一番大変だったのは、実際に車を走らせてみることだったという。また「7分の英語の原稿を覚え、自分のものにし、相手に気持ちが伝わるように話すこと、例えば表情やストーリー性を持たせることなども苦労しました」と振り返る。
 探究活動で自動運転の車を制作する費用が必要となった際には、担当教諭からの「学校の力を借りてやったらどうか」とのアドバイスを受けて、校長にプレゼンしたことも本番で役に立ったそうだ。「金賞を受賞し、校長先生に『やりました!』と形にして笑顔で胸を張って報告できるのがうれしいし、留学先のホストファミリーや先生にも報告したいです。他の出場者も素晴らしかったので、自分が選ばれてとても驚き、本当にうれしいです」と喜びもひとしお。
 「今後は、自分の探究活動をより広め、後輩たちにも元気付けられるようにし、活動を深めていきたいです」と抱負を語った。

写真上/左から指導にあたった清田教諭(演技指導)、渡辺教諭(担任)、八幡さん、山本教諭(英語指導)
下/自動運転の車を制作する八幡さん