足立朝日

池之端画廊 次々と作品公開

掲載:2021年3月5日号
 コロナ禍で閉塞感漂う現在、乾いた心を潤したいと願う人々が増えている。北千住から電車1本で行ける立地にある「池之端画廊」(鈴木英之代表)で心豊かな時間を過ごしてはいかがだろうか。
A【野獣派 昭和モダン熊谷登久平展】
 3月14日(日)まで。午前11時半~午後6時(日曜午後5時まで。月・火休館)。無料。1901年~1968年。谷中にアトリエを構え、谷中モンパルナスに集う画家たちと交流を深め、多くの作品を創作。
 同氏の次男の嫁である明子さんは、足立区立郷土博物館の元調査員(後日紹介)。
B【ロバートクラウダ―展―油絵と木版画―】
 4月21日(水)~5月9日(日)。時間・休館日Aと同じ。無料。191
2年~2011年。22歳で望月春江に師事し、日本画を学ぶ。ロサンゼルスにて99歳で亡くなるまで創作活動を継続。
C【第80回記念 日本画院展―新しい日本画の創造―】
 5月12日(水)~5月18日(火)。第2会場として「日本画院の礎を築いた物故作家の展示」。午前10時~午後6時、休館日ABと同じ。無料。(第1会場は東京都美術館LB階第1・2展示室)。
 鈴木代表夫妻に師事し、現在も水彩画を描き続けている足立区元副区長の角田公さんは、同画廊オープン時の初のユーザー。本人にとっても初の個展となった。「鈴木先生ご夫妻のお陰で今がある。とても思い出深い場所。多くの人に足を運んでほしい」と願っている。
★池之端画廊=台東区池之端4-23-17ジュビレ池之端1・2階、TEL080・6588・0386