足立朝日

5(ゴ)3(ミ)0(ゼロ)の日 ゴミ拾いから始めるボランティア

掲載:2021年6月5日号
 5月30日(日)、足立区総合ボランティアセンターでボランティアスクール「ごみゼロデー!~ゴミ拾いから始めるボランティア活動~」が行われ12人が参加した。
 ボランティアスクールは、毎回様々なテーマのボランティアについて学べると好評の企画。今年度は最近よく見聞きする「SDGs(持続可能な17の開発目標)」をテーマに実施。今回はその中から①海の豊かさを守ろう②陸の豊かさも守ろう③安全な水とトイレを世界中に④パートナーシップで目標を達成しようの4つに関連したボランティア活動を学んだ。
 まず初めに「SDGsを通して環境問題等を考える」と題し、NPO法人荒川クリーンエイド
・フォーラムの寺町健也氏による講義が行われ、荒川から見る河川海洋問題について話を聞いた。
 次に荒川河川敷に移動し、実際に河川に流れ着いたゴミ拾いを行った。多くのペットボトルやどこから来たのか不明なカラーコーン、ビニール袋など様々なゴミを回収した。
 今回の参加者の中には帝京科学大学に通う学生も参加。木下尚哉さん(医療科学部医療福祉学科3年)、小林彩夏さん(同)、髙橋駿介さん(同)の3人は、以前授業の一環でボランティアセンターを訪れた際にボランティア登録をしていた。同センターから今回の企画のお知らせが来た時に「やってみたい」と参加することに。
 3人は「今まで捨ててあるゴミについて、調べながらゴミ拾いをしたことがなかったので貴重な経験だった。地域住民の方たちが積極的に参加しているのをみて刺激になった。狭い範囲でも多くのゴミが拾えるものなんだと驚いた」と話していた。
 同センターは来年も実施予定で定期的な開催も考えている。

写真上/「こんなにゴミを拾いました」と参加者一同
中/荒川河川敷のゴミを拾う参加者
下/海洋ゴミの発生源や問題について寺町さんの講義を受ける参加者=総合ボランティアセンターで