足立朝日

全員参加型で人気! 千寿小PTAが全国協議会会長賞を受賞

掲載:2021年12月5日号
 千寿小学校(宮元町6-1、児童数826人)のPTAが、全員参加型のPTA活動を実践しているとして、このほど日本PTA全国協議会から表彰され、同会会長賞を受賞した。 
 同小PTAは、役員38人。同小のPTAも、全国のPTA同様、活動の担い手不足により存続の危機にあったが、5年ほど前からそのあり方を抜本的に改革。
 それは、保護者全員の参加を目指す「一児童一役(割)」の基本方針を掲げ、①保護者同士の輪がつながることで連携力を強化し、学校運営への参加を進める②子どもたちが自ら考え行動して自立することを目標に、子ども中心のイベントを推進する③家庭と地域をつなげることで地域を活性化する――という3本の柱を掲げたことが大きい。
 これにより、PTA役員になることのメリットもはっきりして、役員はすべて立候補者で決まるという「人気のPTA」になった。
 11月19日(金)、ホテルニューオータニで行われた表彰式で表彰状を受けた松沼孝典前会長(44)は「PTAには、学校―家庭―地域のすべてをつなげられる力があります。その力で子どもたちにとってより良い環境づくりを目指したいと思います」と語った。

写真/賞状を掲げる松沼千寿小学校PTA前会長=ホテルニューオータニで