足立朝日

渕江中男子バレー部 7年ぶり2度目の全国制覇

掲載:2021年12月5日号
 8月18日(水)~21日(土)に埼玉県で2年ぶりに開催された「第51回全日本中学校バレーボール選手権大会」において、渕江中(伊東一校長)の男子バレー部が7年ぶり2度目の優勝を果たした。
 都大会優勝、関東大会準優勝を経て参加した同大会。初戦こそ神奈川県の早渕中にフルセットと苦戦したが、2回戦~準決勝まではストレート勝ちで決勝まで駒を進めた。決勝の相手は奈良県の菟田野中。
 実力拮抗の両者の戦いは3セットともデュースにもつれ込んだ。1セット目は渕江中が28対26で取るが、2セット目は菟田野中が23対25と取り返す。最後の3セットが始まる直前「俺たちよく寝たから勝てますよ」と言う生徒たちの姿を見て「これは勝ったなと思った」と日笠智之監督は話す。
 コロナ禍で練習試合も出来なかった中、同監督は、いかに精神的にリラックスしてあげられるかと、事前練習の時間を使い体育館で大の字にさせて寝させた。選手たちはそのことでプレシャーからも解放され、伸び伸びとプレイすることができた。また、昨年は大会が一切開催されず、無念の引退をした先輩たちの分も自分たちが応えないといけないという思いもプラスになった。
 11月19日(金)には選手や監督らが区役所を訪れ、近藤区長へ優勝報告を行った。
 同大会優秀選手として12人が選ばれ、同校からは金田雅斗くん(3年)と川野磨くん(同)が受賞した。

写真/区長を表敬訪問した渕江中男子バレー部=区役所で