足立朝日

区内公園にオオタカ 南花畑の石井英治さんが撮影

掲載:2022年2月5日号
 本紙の昨年6月5日号に、小菅駅近くの荒川鉄橋で営巣するチョウゲンボウの写真を送ってくれた花畑在住の石井英治さん(58)が、今度は区内の公園に現れたオオタカをカメラで捕えるのに成功、本紙に届けた。
 石井さんは、数年前に、オオタカの幼鳥を何度か目撃したものの、幼鳥が止まっていた木が、昨年新施設建設で切られ「もう来ないか」とあきらめていた最中での来鳥で、「また見られてうれしい」と感激している。
 石井さんの耳に「A公園にオオタカがいる」との情報が入ったのが昨年の暮れ。「あの場所かもしれない」と正月になって行ってみると、到着から10分もしないうちに写真のオオタカが現れた。夢中でシャッターを切った。また、1月中旬にも同じ場所で、別の若いオオタカを見つけ撮影した。この日は、ハイタカ、ノスリも確認。
 石井さんは「最近は、同公園でのオオタカ、ハイタカ、ハヤブサの目撃情報や写真が投稿サイトに上がっています。野鳥が住みやすい環境が維持できているのか、野鳥の方がうまく人間社会に順応出来ているのか……」と話している。
【メモ】オオタカは、平均して全長50㎝くらい(オス)。翼開長100㎝くらい(オス)。成鳥では頭から背、尾、翼の上面は灰黒色。腹は白色で細い横斑が全体にある。オスはスズメなど小型の小鳥からハト、メスはムクドリからカラスまでの鳥を捕らえて餌にし、鋭い声で鳴く。日本では北海道~九州に分布する留鳥。
(サントリーの日本の鳥百科より)

写真/年初めに石井さんが撮影したオオタカ