足立朝日

着工から10年 竹ノ塚駅付近の開かずの踏切 3月20日(日)ついに解消

掲載:2022年3月5日号
 平成17年(2005)、竹ノ塚駅南側の大踏切で遮断機の誤操作により準急列車にはねられ、2人が死亡、2人が負傷した事故から17年。事故の要因であった「開かずの踏切」が、ついに3月20日(日)に解消される。
 平成24年(2012)にスタートした工事は、途中で図面で確認できなかった鉄板が埋まっているのが見つかり、当初の予定から1年延期というトラブルもあったが、平成28年(2016)に下り急行線、令和2年(2020)に上り急行線が高架化された。
 20日(日)の初列車から、残っていた上下緩行線(普通列車)が高架された線路を運行し始める。
 着工から10年。事故遺族をはじめ、地元地域や商店街など多くの人たちが待ち望んだ開かずの踏切解消だ。
 かつては、通勤ラッシュ時には1時間近く待つこともあった踏切。これにより東西の行き来もスムーズになり、事故のない安全安心な道になる。
 今後は、駅ビルや西口交通広場の整備、高架下の利用について協議されていく。

写真上/東側から伊興方面を見た現在の踏切。高架下を車が通る
中/駅部断面図
下/地上改札口までの新ルート図