足立朝日

高松潤さん 殺陣の団体  「Road ONE」えんチャレ認定 時代劇の発展目指す

掲載:2022年3月5日号
 足立学園出身の俳優・高松潤さん(劇団青年座所属)が代表を務める団体「Road ONE」が、あだちエンターテイメントチャレンジャー支援事業(通称「えんチャレ」)に採択された。
 「えんチャレ」は、プロを目指す若手エンターテイナーを対象に、練習や公演の場として天空劇場(東京芸術センター21階)、地域学習センターの部屋を無料で貸し出し、認定されたエンターテイナーは無償公演やワークショップなどを行い還元するというもの。
 これまで、アツキヨ(ボーカルユニット)、和太鼓グループ彩 -sai-、山崎千裕+ROUTE14band(インストユニット)、漫才協会若手会など、多くの個人や団体が認定され、羽ばたいていっている。
 高松さんは北辰一刀流兵法(千葉道場)を学び、青年座殺陣研究会会長、Sword Fighting Clubを主宰。舞台「刀剣乱舞」にも出演。長身から繰り出される殺陣は、本物の刀の切れ味を感じさせる迫力がある。
 「Road ONE」は時代劇の急激な減少を受けて、「殺陣のある時代劇」を再生したいと、2014年に設立。日本の文化芸術の発展を担う団体として世界を見据え、舞台の創作、映像制作、殺陣・アクションの稽古をしている。
 Road ONEのHPには、俳優の榎木孝明さんや原田龍二さん(竹の塚出身)からの応援メッセージも。榎木さんとは企画・主演映画「半次郎」(2010年)に出演して以来、交流が続いているという。今後はえんチャレ団体として、区民への無料ワークショップや公演を行う予定。
 また、高松さんは「あだちワンダフルCMグランプリ」(あだワン)に、出演だけのものと、企画・製作・監督・出演を手がけた2本で応募。前者では花畑大鷲神社で殺陣を披露している。
【メモ】Road ONEのHP

写真/Road ONEメンバー。後列中央が高松さん