足立朝日

訃報

掲載:2022年3月5日号
 足立区在住の漫談家・松鶴家千とせ(本名/小谷津英雄)さんが、2月17日(木)、心不全により区内の病院で死去した。享年84歳。
 福島県出身。アフロヘアとサングラスがトレードマークで、70年代に「わかるかなぁ、わかんねぇだろうな~」のフレーズや「俺が昔、夕焼けだった頃、弟は小焼けで、父さんは胸やけで、母さんは霜やけだった」のギャグで人気を博した。
 ベテランながら腰が低く穏やかな人柄で、障害者や高齢者の役に立ちたいと、「全国さつまいもの会」を結成。老人ホームや公共施設で公演し、集まった募金を、毎年、足立区社会福祉協議会に寄付。また、区内のインターネットラジオでレギュラー番組を持ち、精力的に活動していた。