足立朝日

イーストアイ(軌道線検測車)の 写真撮りました

掲載:2022年4月5日号
 2月末の土曜の昼ごろ、千住1丁目の東京藝大千住キャンパス近くの歩道で、大踏切にカメラを向けている学生服姿の男の子が二人。「どうしたの?何かあったの?」と聞くと、口を揃えて「今イーストアイがその大踏切を通るんです」と説明をひとしきり。2人はここで出会った「てっちゃん」同士で、1人は鹿浜在住の高校1年生(当時加賀中3年)の清水翔君(15)。
 清水君の説明によると、イーストアイとは、JR東日本の軌道線検測車の愛称で、線路が正常になってるかを検査する車両らしい。不定期に走っていて「てっちゃん」にとっては垂涎の車両。常磐線内を走るのは珍しく「この日は昼に田端→北千住→金町と走り、また北千住→田端に戻る」との情報を「鉄道ダイヤ情報」という鉄道マニア本で知って、ここに駆け付けたという。
 車両の全景を撮るにはこの大踏切がふさわしく、しかもそれがはっきりとわかる場所、ということで、この道路案内のある東京藝大前を選んだそうだ。

写真/千住の大踏切を通る3両編成のイーストアイ=清水翔君撮影