撮影/佐藤美佐子=足立4丁目在住
11月初旬の午後、自転車で通りかかった区内にある神社の紅葉の美しさに思わず足を止めた。
この神社は、六月町にある「六月八幡神社」だ。江戸の俳人・小林一茶が「やせ蛙まけるな一茶是にあり」と詠んだ炎天寺の境内と一体につながっている神社で、源(八幡太郎)義家の北征伝説のある由緒ある場所だ。
赤、黄、緑の木々。その上には青空と白い雲。自然が織りなす色彩の饗宴にしばし見とれ、シャッターを押した。
秋を求めて旅に出たいと思っていたが、こんな身近な所で素晴らしい秋に出会えるとは……。少しだけ豊かな気持ちになり、家路をたどる自転車のペダルも軽く感じた。
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