撮影/坂本英寿(21)
=東京電機大学3年
とある4月上旬の昼下がり。陽は照り、とても4月とは思えない気候である。
新学期の始まりは、いつも千住神社へ参拝することにしている。それは、お参りすること自体が、新学期へ臨む心を整えてくれる気がするからである。そして今回も私は千住神社へ来ていた。「今学期もどうか見守っていてください」――。その時、後ろを振り返ると、境内の桜が目に入ってきた。その桜は今年最後の華やかさを私に見せつけるかのようであった。何かうれしくなった。
桜はこれから緑に移り変わる。来年も華やかな君にきっとまた会おう。
(写真提供=東京電機大学写真部)
Posted in あだち散策, コラム