足立朝日

羅針盤 VOL.152

掲載:2024年5月5日号
 4月末の土曜日の午前中、いつものように自転車で自宅から駅まで「パトロール」。
 北綾瀬のしょうぶ沼公園から流れ出ている中居堀親水水路は、下谷中神社の脇を流れ、野球グラウンドのある東綾瀬公園の「カルガモの池」の方まで流れている。小生はこのあたりの風情が区内で一番好きだ。
 ここでザリガニ釣りに興ずる2人の小学生を見つけた。2人は、近くの小学校の4年生。割りばしの先にビニールテープを結び、先端にはクリップを装着。ここに、コンビニで売っているサキイカを付けて水路に垂らすと次々と10㎝ほどのザリガニがヒット! あっという間にザリガニがバケツを埋め尽くした。「これ飼うの?」と聞くと「ううん、全部放しちゃう」。
 この新聞が出る5月5日は「こどもの日」。足立の子どもたちは、伸び伸びと遊べているだろうか? 住宅などが町を覆い、車が道路を占拠する中で、縮こまっていないかい? 「環境が人間を作る」――。子どもたちがたくさんの楽しい思い出を作れるよう、我々大人は自然を大切に守り抜いていきたいものだ。  (編集長)