足立朝日

お菓子なあだち 30品目

掲載:2024年5月5日号
せんべい
「㈱谷古宇商店」
西保木間1-12-21 TEL3883・0318


 同社は10年ほど前から「舎人千本桜まつり」と「光の祭典」に毎年出店しているので、名前を聞いたことがある人も多いはず。
 明治40年創業。100年以上の歴史を持つ老舗のせんべい製造工場で、現在4代目の谷古宇義則社長(66)が伝統を受け継いでいる。創業当初は、せんべいの生地屋、製粉業などを生業としてきた。
 同社のせんべいは、国産米のみを使用。味は、醤油、胡麻、にんにく、ざらめ、青のりなど。いずれも優しい風味で、幅広い世代に親しまれている。また、形も丸型だけではなくハート型など贈答用としても喜ばれるような工夫もされている。今月からは新たに「揚げせん」も販売されるので、要チェック。
 「時代とともに色々なお菓子が増え、せんべいを食べる人も作る工場も減って来ましたが、イベントで購入するお客さんの姿を見ると頑張ろうという気持ちになります。今後も少しでも長く続けられるように努力していきます」と谷古宇社長。
 商品は都内各地の店舗へ卸しているほか、工場併設の直売所で購入可能。竹ノ塚駅東口から約15分、住宅街の中で迷いやすいため、ナビアプリを使うことを推奨。営業時間は午後1時~6時、休みは日曜と祝日だが、臨時休業の場合もあるので訪れる前に電話でチェックしてからの来店がオススメ。

写真上/ハート型のせんべい
下/谷古宇社長