足立朝日

　６月３日（月）、区役所１階アトリウムで「第59回足立区夏花品評展示会」が行われ、71点の中から特等賞の東京都知事賞に榎本守伸さんの「ルドベキア」が、足立区長賞に西山敏雄さんの「小菊」が選ばれた。
　今年は、５月の連休以降に風の強い日があり、日平均気温は平年並みと、枝折れや水の渇きの対策に苦慮していた生産者たち。さらに、審査会直前には台風１号に伴う前線の活発化で曇雨の天気が続き、出品・展示品が心配されたが、どの出品物も高い商品性を備え、大きな害虫被害も見受けられなかった。
　都知事賞を獲得した榎本さんのルドベキアは、蕾数が多く、ボリューム豊かでどこの市場でも高く評価される商品性を備えた点が高評価につながった。また、区長賞の西山さんの小菊は、茎の曲がりがなく草丈が良く揃い、結束技術の高さが優れていた点と、害虫の発生被害が抑えられていて、日々の管理技術の高さがうかがえる点が評価された。その他、１等賞７点、２等賞８点、３等賞16点が選ばれた。
　主な入賞者と品名／品種は以下の通り（敬称略）。
【特等賞】▼東京都知事賞＝「ルドベキア／トトゴールデン」榎本守伸（扇）▼足立区長賞＝「小菊／秀ようた」西山敏雄（江北）
【１等賞】「夏菊／クロマティ」横井浅雄（扇）、「ダリア（切花）／オレンジストーン」西山勇（江北）、「ルドベキア／プレーリーサン」並木秀郎（一ツ家）、「アンゲロニア／ＭＩＸ」榎本守伸（扇）、「アジサイ／黄金葉」内田宏之（興野）、「ダリア（鉢）／詩織」並木一重（一ツ家）、「小菊／秀ようた」阿出川浩（江北）ほか

写真上／東京都知事賞のルドベキア
下／足立区長賞の小菊