困った時は助けを求められ、求めている人がいれば力になりたい――。支援や福祉といった堅苦しいものではなく、気負わずに人と人が支え合える場「ふらっと・とーと」が、7月に誕生する。
区役所から徒歩数分の東都生協足立センター敷地内の倉庫(中央本町4-15-3)を改装したもので、名称には「困っている人も、そうでない人も、支える人も、ふらっとどうぞ」という意味と、「支援する側とされる側の対等(フラット)な関係性を作りたい」という意味が込められている。
東都生協の呼びかけに賛同した地域の支援団体や大学などが、準備を進めてきた。区内の困窮子育て世帯への食品配達「あだち・わくわく便」や子ども食堂を実施している、一般社団法人チョイふる(栗野泰生代表)が運営を担う。
目指すのは「地域がつながるプラットフォーム」。子どもから高齢者まで、誰でも気軽に利用できるコミュニティエリアを中心に、子ども食堂に活用するキッチンエリアと、支援のためのフードバンクエリアがある。相談対応用のパーソナルエリアには扉があるが、各エリアは完全に仕切られておらず、様々な立場の人が自然に交流できるよう設計されている。
支援が必要な人の存在を隠すのでなく、見える化することで協力者も生まれるとの期待からだ。「知らないことが差別につながる」と居場所事業エリア責任者の井野瀬優子さん。施設長の熱海昌子さんも「人と触れ合うことで、食だけでない支援を考えてもらうきっかけになれば」と語る。
レンタルスペースにもなるコミュニティエリアの漆喰の壁は、ワークショップで集まった人たちの作業によるもので、コテ跡があたたかい。壁面の一角にはミニ本棚が設置されていて、オーナー権を獲得した人が自由に利用できる。
熱海さんは「日頃から地域のつながりがあれば、災害が起きた時にも頼りになる。いろいろ知ってもらう場として生かしていきたい」。日常の中で、涼みに寄ったり、会話を求めて立ち寄ってもいい。
7月15日にはオープニングセレモニーを開催。
◆クラウドファンディング挑戦中
リターンは本棚オーナ
ー権(1年分)やレンタルスペース利用券(1回分)などがある。目標額は150万円だが、オールイン方式で達成しなくても設備などの資金に充てる。7月15日(月・祝)まで。https://camp-fire.jp/projects/view/765106
写真上/コミュニティエリアで、左から熱海さん、栗野さん、井野瀬さん。背後の壁にあるのが本棚
下/入口は親しみやすい黄色のデザインに
区役所から徒歩数分の東都生協足立センター敷地内の倉庫(中央本町4-15-3)を改装したもので、名称には「困っている人も、そうでない人も、支える人も、ふらっとどうぞ」という意味と、「支援する側とされる側の対等(フラット)な関係性を作りたい」という意味が込められている。
東都生協の呼びかけに賛同した地域の支援団体や大学などが、準備を進めてきた。区内の困窮子育て世帯への食品配達「あだち・わくわく便」や子ども食堂を実施している、一般社団法人チョイふる(栗野泰生代表)が運営を担う。
目指すのは「地域がつながるプラットフォーム」。子どもから高齢者まで、誰でも気軽に利用できるコミュニティエリアを中心に、子ども食堂に活用するキッチンエリアと、支援のためのフードバンクエリアがある。相談対応用のパーソナルエリアには扉があるが、各エリアは完全に仕切られておらず、様々な立場の人が自然に交流できるよう設計されている。
支援が必要な人の存在を隠すのでなく、見える化することで協力者も生まれるとの期待からだ。「知らないことが差別につながる」と居場所事業エリア責任者の井野瀬優子さん。施設長の熱海昌子さんも「人と触れ合うことで、食だけでない支援を考えてもらうきっかけになれば」と語る。
レンタルスペースにもなるコミュニティエリアの漆喰の壁は、ワークショップで集まった人たちの作業によるもので、コテ跡があたたかい。壁面の一角にはミニ本棚が設置されていて、オーナー権を獲得した人が自由に利用できる。
熱海さんは「日頃から地域のつながりがあれば、災害が起きた時にも頼りになる。いろいろ知ってもらう場として生かしていきたい」。日常の中で、涼みに寄ったり、会話を求めて立ち寄ってもいい。
7月15日にはオープニングセレモニーを開催。
◆クラウドファンディング挑戦中
リターンは本棚オーナ
ー権(1年分)やレンタルスペース利用券(1回分)などがある。目標額は150万円だが、オールイン方式で達成しなくても設備などの資金に充てる。7月15日(月・祝)まで。https://camp-fire.jp/projects/view/765106
写真上/コミュニティエリアで、左から熱海さん、栗野さん、井野瀬さん。背後の壁にあるのが本棚
下/入口は親しみやすい黄色のデザインに