足立に伝わる昔話「足立姫」をモチーフにした和菓子が誕生した。
開発したのは、路地裏寺子屋rojicoyaろじこや(千住旭町36-1/米本芳佳代表)と区内の和菓子店「喜田家」(田口恵美子代表)。ろじこやは築90年の古民家で和文化体験を行っているが、今年、足立区の隠れた魅力を再発見し全国・世界に伝えたいと、「足立姫」を題材に様々な企画に取り組んでいる。これまでにもオペラや「さかづきBrewing」とのコラボによりビールも製作し、4月にお披露目している。
喜田家の田口社長は、ろじこやのカフェ営業時(現在カフェは終了)、抹茶クリームの乗ったオリジナルスイーツ「ちゃどら」用にどら焼きの皮を提供するなど親交があり、今回も米本さんの思いに賛同。柔らかい羽二重餅で、緑色のあんを挟んだ和菓子「足立姫」が完成した。あんは京都の柚子味噌あんで、爽やかな味わいが特徴。
江戸時代中期、足立姫の阿弥陀仏がある性翁寺(扇)などを桜の季節に巡る「六阿弥陀巡り」が女性の間で流行したことに着目し、桜の花びらをイメージしたという。
開発過程ではイメージを共有するため、いくつも試作。「職人さんが試行錯誤して、ちょうどよい甘さのフワッフワの和菓子が出来上がりました。喜田家さんも、史上最強のおすすめとのことです」と米本さん。「味見をしたり栞の中身のストーリーをお互いに練りながら作り上げました。名物にしていきたいです」と話す。
和菓子「足立姫」は7月1日(月)から、喜田家全店で1個200円で販売されている。
【足立姫伝説】約1220年前、長者の娘・足立姫が、政略結婚の嫁ぎ先でのいじめを苦に、下女12人と川へ身を投げた。姫の魂を慰めるために熊野詣に出かけた父親が、そこで見つけた霊木を海に流したところ、不思議なことに足立に流れ着いた。行基にその木で阿弥陀仏を彫ってもらい、姫たちの魂を供養した。
写真上/足立姫のイメージイラスト
中/桜の花びらをイメージ
下/和菓子「足立姫」。柚子味噌あんが爽やか
開発したのは、路地裏寺子屋rojicoyaろじこや(千住旭町36-1/米本芳佳代表)と区内の和菓子店「喜田家」(田口恵美子代表)。ろじこやは築90年の古民家で和文化体験を行っているが、今年、足立区の隠れた魅力を再発見し全国・世界に伝えたいと、「足立姫」を題材に様々な企画に取り組んでいる。これまでにもオペラや「さかづきBrewing」とのコラボによりビールも製作し、4月にお披露目している。
喜田家の田口社長は、ろじこやのカフェ営業時(現在カフェは終了)、抹茶クリームの乗ったオリジナルスイーツ「ちゃどら」用にどら焼きの皮を提供するなど親交があり、今回も米本さんの思いに賛同。柔らかい羽二重餅で、緑色のあんを挟んだ和菓子「足立姫」が完成した。あんは京都の柚子味噌あんで、爽やかな味わいが特徴。
江戸時代中期、足立姫の阿弥陀仏がある性翁寺(扇)などを桜の季節に巡る「六阿弥陀巡り」が女性の間で流行したことに着目し、桜の花びらをイメージしたという。
開発過程ではイメージを共有するため、いくつも試作。「職人さんが試行錯誤して、ちょうどよい甘さのフワッフワの和菓子が出来上がりました。喜田家さんも、史上最強のおすすめとのことです」と米本さん。「味見をしたり栞の中身のストーリーをお互いに練りながら作り上げました。名物にしていきたいです」と話す。
和菓子「足立姫」は7月1日(月)から、喜田家全店で1個200円で販売されている。
【足立姫伝説】約1220年前、長者の娘・足立姫が、政略結婚の嫁ぎ先でのいじめを苦に、下女12人と川へ身を投げた。姫の魂を慰めるために熊野詣に出かけた父親が、そこで見つけた霊木を海に流したところ、不思議なことに足立に流れ着いた。行基にその木で阿弥陀仏を彫ってもらい、姫たちの魂を供養した。
写真上/足立姫のイメージイラスト
中/桜の花びらをイメージ
下/和菓子「足立姫」。柚子味噌あんが爽やか