地域の交流の場「ふらっと・とーと」(中央本町4-15-3)で、10月13日(日)、社会保障ゲーム「人生のピンチに備えて知っておこう!」の体験会が行われた。ふらっと・とーとは東都生協の足立センター敷地内にある倉庫を活用し7月15日(月・祝)にオープンした施設で、一般社団法人「チョイふる」(栗野泰成代表)が運営している。
社会保障制度は400種類以上あるが、自分から情報を探して申請する必要がある。その存在を知らずに生活困難で追いつめられる人は多く、場合によっては最悪の事態を招く。社会保障ゲームとは、架空のキャラクターに起きたピンチを題材に、利用できる社会保障制度を学ぶというもの。対象は主に中学・高校生で、今回は実用に向けてテスト版が用意された。
ゲームを制作したのは、NPO法人Social Change Agency。横山北斗代表は中学から高校にかけて、小児がんによる闘病と父親の病による無収入に直面し、社会保障制度の利用で経済的困難を免れた経験を持つ。
この日は、約20人の参加者が3班に分かれて、ゲームに挑戦した。10種類のピンチが書かれたカードの中から班ごとに1枚を引き、2班が「出産した子が重い心臓病」、1班が「会社が倒産」に直面。誰にでも突然起こりうる事態を実感し、各班で仲間と相談しながら、必要な社会保障のカードを探して使える制度を学んだ。
大学生の男性は「勉強になった。自治体によって制度が違うものもあるので、移転したら調べ直す必要がある」、ピンチの経験があるという女性は「あの時、自分の中だけで苦しんでいたことがわかった」などの感想が聞かれた。
ふらっと・とーとの熱海昌子施設長は「社会保障制度を知ることで、自分や周りの人の力になれるようにできれば。区が掲げる貧困の連鎖を断ち切る上でも大切」と話す。
【メモ】▽内閣府サイト「あなたはひとりじゃない」=必要な社会保障制度を探せる▽足立区「福祉まるごと相談課」=悩みをなんでも相談できる(秘密厳守)TEL3880・5705、TEL888・4571
写真/ピンチの時に使える社会保障制度を探す
社会保障制度は400種類以上あるが、自分から情報を探して申請する必要がある。その存在を知らずに生活困難で追いつめられる人は多く、場合によっては最悪の事態を招く。社会保障ゲームとは、架空のキャラクターに起きたピンチを題材に、利用できる社会保障制度を学ぶというもの。対象は主に中学・高校生で、今回は実用に向けてテスト版が用意された。
ゲームを制作したのは、NPO法人Social Change Agency。横山北斗代表は中学から高校にかけて、小児がんによる闘病と父親の病による無収入に直面し、社会保障制度の利用で経済的困難を免れた経験を持つ。
この日は、約20人の参加者が3班に分かれて、ゲームに挑戦した。10種類のピンチが書かれたカードの中から班ごとに1枚を引き、2班が「出産した子が重い心臓病」、1班が「会社が倒産」に直面。誰にでも突然起こりうる事態を実感し、各班で仲間と相談しながら、必要な社会保障のカードを探して使える制度を学んだ。
大学生の男性は「勉強になった。自治体によって制度が違うものもあるので、移転したら調べ直す必要がある」、ピンチの経験があるという女性は「あの時、自分の中だけで苦しんでいたことがわかった」などの感想が聞かれた。
ふらっと・とーとの熱海昌子施設長は「社会保障制度を知ることで、自分や周りの人の力になれるようにできれば。区が掲げる貧困の連鎖を断ち切る上でも大切」と話す。
【メモ】▽内閣府サイト「あなたはひとりじゃない」=必要な社会保障制度を探せる▽足立区「福祉まるごと相談課」=悩みをなんでも相談できる(秘密厳守)TEL3880・5705、TEL888・4571
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