潤徳女子高等学校(千住2-11)の創立100周年記念式典が、11月20日(水)、同校体育館で開かれた。全在校生や多数の来賓が出席し、重ねてきた歴史と未来への新たな一歩を祝福した。
同校は1924(大正13)年、千住の開業医・堀内亮一氏(初代理事長)を中心とする地域の有識者らの、「千住の地で女子の高等教育を」との強い思いにより設立された。大審院(現在の最高裁判所)院長・牧野菊之助氏が初代校長を務め、「社会で認められる、自立した女性を育成する女子校」として、約3万人を輩出。現在は普通科として特進、進学、美術の3コースがあり、毎年、難関の東京藝術大学合格者を出している。
式典は校歌斉唱で幕を開け、吹奏楽部の演奏と生徒たちの澄んだ歌声が会場を包みこんだ。続いて鈴木又右衞門理事長、木村美和子校長が式辞。鈴木理事長は「関東大震災の翌年に本学園が誕生して以来、戦前、戦中、戦後の激動期を乗り越え、一貫して女子教育を推進、現在の学園に発展させることができた。女子教育のパイオニアとして、次の100年に向けて実践していく」、木村校長は「女子の目線に立った教育を進めて行く」とし、生徒たちをあたたかく見守っている来賓への感謝を述べるとともに、在校生に「学校の主役は皆さんで、歴史は皆さんの活動によって作られる。恵まれた環境に感謝しながら有意義な学園生活にしてください」とエールを贈った。
生徒代表として生徒会長が挨拶。「社会貢献できる自立した女性の基礎が日々形成されている。ボランティア活動や郊外活動、資格取得なども評価され、総合的な人間力を養うことが出来る」と同校での学びを報告。生徒会役員3人が千住消防署の一日消防署長を務めたことも挙げ、「地域に見守られていることを実感。ともに千住の街を盛り上げていけることが楽しみ。100年の歴史と潤徳の生徒であることを誇りに、未来に向けて努力していきたい」と誓った。
来賓の近藤区長、月脚PTA会長、奥村同窓会会長、庄林潤徳会会会長代行の祝辞と続き、吹奏楽部の記念演奏で締めくくられた。今年の都大会での久々の金賞受賞曲「モンセラット」を含む2曲を披露すると、雨模様から一転して陽が射し、見事な演奏とともに祝いの場に花を添えた。
会場には生徒たちの美術作品が展示され、式典を彩った。中でも美術コース日本画専攻の生徒10人が100周年のために半年かけて制作したF200号(259㎝×194㎝)の絵は、種々の草花に囲まれた制服姿の生徒が明るい未来を感じさせる大作。記念品の箱のデザインも、校内コンテストで選ばれた生徒の作品を採用した。
今年の『日学・黒板アート甲子園2024』で、美術コースの美術部2年生のチームが「日学特別賞」(受賞3校)を受賞した。毎年3~4人が挑戦していたが、今年は参加希望者が多く4チームに分かれて挑戦。黒地に描くため悪戦苦闘しながらも、ひと夏かけて仕上げた。受賞作は、窓から見える一本の桜の木を移り行く四季と、季節ごとの行事にまつわる物が机の上に置かれ、学校生活の1年間が表現されている。
写真上から①/鈴木理事長
②/木村校長の式辞
③/美術コースの精鋭10人が製作した力作
④/「日学特別賞」を受賞した黒板アート
同校は1924(大正13)年、千住の開業医・堀内亮一氏(初代理事長)を中心とする地域の有識者らの、「千住の地で女子の高等教育を」との強い思いにより設立された。大審院(現在の最高裁判所)院長・牧野菊之助氏が初代校長を務め、「社会で認められる、自立した女性を育成する女子校」として、約3万人を輩出。現在は普通科として特進、進学、美術の3コースがあり、毎年、難関の東京藝術大学合格者を出している。
式典は校歌斉唱で幕を開け、吹奏楽部の演奏と生徒たちの澄んだ歌声が会場を包みこんだ。続いて鈴木又右衞門理事長、木村美和子校長が式辞。鈴木理事長は「関東大震災の翌年に本学園が誕生して以来、戦前、戦中、戦後の激動期を乗り越え、一貫して女子教育を推進、現在の学園に発展させることができた。女子教育のパイオニアとして、次の100年に向けて実践していく」、木村校長は「女子の目線に立った教育を進めて行く」とし、生徒たちをあたたかく見守っている来賓への感謝を述べるとともに、在校生に「学校の主役は皆さんで、歴史は皆さんの活動によって作られる。恵まれた環境に感謝しながら有意義な学園生活にしてください」とエールを贈った。
生徒代表として生徒会長が挨拶。「社会貢献できる自立した女性の基礎が日々形成されている。ボランティア活動や郊外活動、資格取得なども評価され、総合的な人間力を養うことが出来る」と同校での学びを報告。生徒会役員3人が千住消防署の一日消防署長を務めたことも挙げ、「地域に見守られていることを実感。ともに千住の街を盛り上げていけることが楽しみ。100年の歴史と潤徳の生徒であることを誇りに、未来に向けて努力していきたい」と誓った。
来賓の近藤区長、月脚PTA会長、奥村同窓会会長、庄林潤徳会会会長代行の祝辞と続き、吹奏楽部の記念演奏で締めくくられた。今年の都大会での久々の金賞受賞曲「モンセラット」を含む2曲を披露すると、雨模様から一転して陽が射し、見事な演奏とともに祝いの場に花を添えた。
会場には生徒たちの美術作品が展示され、式典を彩った。中でも美術コース日本画専攻の生徒10人が100周年のために半年かけて制作したF200号(259㎝×194㎝)の絵は、種々の草花に囲まれた制服姿の生徒が明るい未来を感じさせる大作。記念品の箱のデザインも、校内コンテストで選ばれた生徒の作品を採用した。
今年の『日学・黒板アート甲子園2024』で、美術コースの美術部2年生のチームが「日学特別賞」(受賞3校)を受賞した。毎年3~4人が挑戦していたが、今年は参加希望者が多く4チームに分かれて挑戦。黒地に描くため悪戦苦闘しながらも、ひと夏かけて仕上げた。受賞作は、窓から見える一本の桜の木を移り行く四季と、季節ごとの行事にまつわる物が机の上に置かれ、学校生活の1年間が表現されている。
写真上から①/鈴木理事長
②/木村校長の式辞
③/美術コースの精鋭10人が製作した力作
④/「日学特別賞」を受賞した黒板アート