師走の風物誌から
―仲町竹材店の門松作り―

筆者は以前、自らが住むマンションの七夕企画で、仲町の竹材店に七夕飾りの竹を求めたことがあった。届いた竹は太く長く、それはそれは立派なものだった。
クリスマスが終わりツリーが除去されると、翌日玄関前には、青竹・青松の門松が現れる。今では以前のように見かけることは少なくなったが、仲町の竹材店は大忙しのようだった。車には出来上がった新品の門松が出番を待っていた。材木店の姿が街から消えて久しくなるが、建築・園芸に当時竹材店の存在を目に出来たことは幸運であった。私は美しい師走の風景を確認した。
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