再開発が予定されている千住大川端地区。その都市計画案の説明会が2月19日(水)、千寿第八小学校体育館(千住関屋町16-1)で開かれ、東京都と足立区の担当者が東京都市計画地区計画の変更案を説明した。
地区計画の対象となっているのは千住関屋町と千住曙町の約8・5㏊で、東西は千八小と足立郵便局の間、南北は隅田川と墨堤通りの間のエリア。現在、土壌改良工事が行われている。「牛田駅」と「京成関屋駅」が近接している利便性の高い地域だが、工場やアメージングスクエア跡地など低未利用地となっていることから、再開発が計画された。
共同住宅4棟は、29~35階(高さ104~127m)で計約2010戸、高齢者向け住宅は10階建て1棟で(約90戸)、そのほか地上2階・地下1階の店舗、子育て支援施設などが整備される。
防災面では大規模避難場所(約8000㎡)、垂直避難施設(想定収容人数約500人)、幹線道路や防災船着き場をつなぐ道路の整備を計画。また、約1万2000㎡を緑化し、その一部はスーパー堤防と一体となったオープンスペースとなる。
周辺環境への影響調査として、建物完成後の時刻別の日影エリアと風環境の予想図も示された。
質疑応答では、建物の高層化への懸念と必要性を問う声が最も多く、日照や風害の影響を受ける地域の住民からは、周辺環境への再度のシミュレーションの要望があった。
次いで多かった質問は6000人の住民が増えることへの対策。通勤通学時間帯の駅の混雑について、区は現時点では問題ないとの判断を示した。
この他、エリア内にある希少な鉄道の引込み線の名残りについて、看板設置など歴史を残してほしいとの要望もあった。
〈今後のスケジュール〉
▽都市計画変更の告示=2025年6月頃
▽1期工事=2025~2028年度(隅田川側の2棟、高齢者向け住宅棟、2階建て店舗)
▽2期工事=2028~2033年度(墨堤通り側の2棟)
写真上/完成予想図
下/建物の配置図

共同住宅4棟は、29~35階(高さ104~127m)で計約2010戸、高齢者向け住宅は10階建て1棟で(約90戸)、そのほか地上2階・地下1階の店舗、子育て支援施設などが整備される。
防災面では大規模避難場所(約8000㎡)、垂直避難施設(想定収容人数約500人)、幹線道路や防災船着き場をつなぐ道路の整備を計画。また、約1万2000㎡を緑化し、その一部はスーパー堤防と一体となったオープンスペースとなる。
周辺環境への影響調査として、建物完成後の時刻別の日影エリアと風環境の予想図も示された。

次いで多かった質問は6000人の住民が増えることへの対策。通勤通学時間帯の駅の混雑について、区は現時点では問題ないとの判断を示した。
この他、エリア内にある希少な鉄道の引込み線の名残りについて、看板設置など歴史を残してほしいとの要望もあった。
〈今後のスケジュール〉
▽都市計画変更の告示=2025年6月頃
▽1期工事=2025~2028年度(隅田川側の2棟、高齢者向け住宅棟、2階建て店舗)
▽2期工事=2028~2033年度(墨堤通り側の2棟)
写真上/完成予想図
下/建物の配置図