「地域の魅力を向上させたい」「災害発生時に責任ある放送を広く流したい」――との思いで、千住旭町に住む男性が立ち上がった。監督先の総務省への交渉などを行い、開局申請の準備を進めている。現在、広く出演希望者(個人、企業)を募っており、2025年度には放送を開始したいとしている。
この人は、千寿旭町の山田忠さん(51)/右「ピープル」参照。小・中学校の頃からラジオ放送に興味を持った。「地域にFM放送を」と思った最大の出来事は、2011年に発生した東日本大震災。この時、被災地では停電や通信基盤の不通で、テレビやインターネットなどのメディアが利用できなくなり、その代わり活躍したのが市町村単位のラジオ局(コミュニティFM局)。震災直後から救援物資の配布場所や避難所や医療機関の状況など、被災者が必要とする支援情報を放送。
山田さんは、「これこそがコミュニティFMの大きな役割だ」と思い、「何としても足立区にFM局を開局しよう」とコツコツと準備を重ねて来た。
3年前に総務省関東綜合通信局と協議を開始。一度は「足立区には使用可能な周波数の空きがない」との連絡があったが、山田さんは費用をかけて放送区域内の潜在電界調査(周波数の実地調査)を綿密に実施、その結果を元に再度交渉、「使用可能な周波数の空きがありそう」との報告を受け、開局申請書の提出を求められたのが昨年の5月。
これで一気に開局への動きが加速。開局申請書を出し、予備免許の交付後、スタジオ・送信アンテナ設置工事をスタートさせる。
【放送概要】▼放送時間=午前9時45分~午後7時45分の毎日10時間▼放送内容=地域放送番組と娯楽番組を半々▼放送出力=10ワット▼区内全域に電波が届かないため、常時インターネットでの同時放送を行う。
【問合せ】左記公式HP内のお問合せフォームから
写真/専門の業者と一緒に電界測定を行った

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山田さんは、「これこそがコミュニティFMの大きな役割だ」と思い、「何としても足立区にFM局を開局しよう」とコツコツと準備を重ねて来た。
3年前に総務省関東綜合通信局と協議を開始。一度は「足立区には使用可能な周波数の空きがない」との連絡があったが、山田さんは費用をかけて放送区域内の潜在電界調査(周波数の実地調査)を綿密に実施、その結果を元に再度交渉、「使用可能な周波数の空きがありそう」との報告を受け、開局申請書の提出を求められたのが昨年の5月。
これで一気に開局への動きが加速。開局申請書を出し、予備免許の交付後、スタジオ・送信アンテナ設置工事をスタートさせる。
【放送概要】▼放送時間=午前9時45分~午後7時45分の毎日10時間▼放送内容=地域放送番組と娯楽番組を半々▼放送出力=10ワット▼区内全域に電波が届かないため、常時インターネットでの同時放送を行う。
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