足立朝日

竹の塚劇団 宮沢賢治「貝の火」上演 10代~80代が歌と芝居で魅せる 3月 22日(土) 23日(日)

掲載:2025年3月5日号
 竹の塚地域学習センターを本拠地に活動している「竹の塚劇団」(山下芳子代表)が、宮沢賢治原作「貝の火のうた」を上演する(脚色・作曲・演出=山下芳子、編曲・演奏=伝恵津子)。賢治原作の作品は2021年の「ゆきわたり」、昨年の「クラムボンとどんぐりと」に続いて3作目。
 同劇団は東日本大震災から半年後、「生活する地域で大人も子どもも一緒に舞台を創ろう」と創設。10歳から80代まで幅広い世代の団員たちが、年1回の公演を目指してレッスンを重ねている。
 原作の「貝の火」は賢治が花巻農学校の教員時代、生徒に朗読して聞かせたという短編童話。うさぎの子ホモイが、川でひばりの子を助けたお礼に「貝の火」という宝珠をもらい皆の尊敬を集めるが、狐にそそのかされ――という物語。
 「小学生から大学生までの15人と大人たちが、歌イッパイの芝居に取り組みます。不思議で美しい舞台にしたいと思います」と山下代表。18才以下は入場無料、未就学児も入場可なので、親子で楽しもう。
【日時】3月22日(土)午後6時/23日(日)午後2時・午後6時(いずれも30分前開場)
【場所】竹の塚地域学習センター4階ホール(「竹の塚駅」東口徒歩7分)
【料金】一般1000円、18歳以下無料(未就学児入場可/保護者同伴)※18歳以下の無料チケットは劇団員と竹の塚地域学習センターで(早めに予約を)
【チケット販売】竹の塚地域学習センター、区内地域学習センター、劇団員
【問合せ】TEL3850・3107、FAX3850・0233竹の塚地域学習センター、竹の塚劇団