足立朝日

　緑まばゆい初夏に、シアター１０１０で千住落語会が開かれる。28回目の今回は、ファン心待ちの「立川志らく40周年記念公演 第７弾」！
　13年ぶりに同劇場に登場する「談志イズム」の継承者・志らくは、常に話題に事欠かない。落語家はもちろんのこと、映画評論家、映画監督、コメンテーター、YouTuber、はたまた劇団「下町ダニーローズ」の主宰・脚本・演出・出演と、その多彩ぶりに驚く。
　言葉を操る仕事だけあり、俳句への造詣も深く、某人気俳句番組では、特待生のみのタイトル戦で初優勝を勝ち取った経験も。歯に衣着せぬ物言いとポーカーフェイスで、物事の本質を突いたコメントを堂々と発する姿は実にクールだ。洒脱な文章による著書も多数あり、その非凡さを物語る。
　父親はクラシックのギタリスト、母親は長唄の師匠という恵まれた家庭環境の中で、志らくも音楽の楽しさを存分に享受し、当代きっての歌謡曲ファンに！　
　これら豊かな感性をベースに、40周年記念公演で披露するのは、テーマ～志らく裏十八番集～「替り目」「佃祭り」「金明竹」「中村仲蔵」。これはもう聴き逃せない！
【日時】６月４日（水）午後６時30分【料金】３９００円／足立区民割引（在住・在勤・在学）あり▼未就学児入場不可【チケット】TEL５２４４・１０１１